6月23日放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』第25話で、ヒロイン・まひろ(のちの紫式部、吉高由里子)が佐々木蔵之介演じる藤原宣孝との結婚を決意。しかし、宣孝の言動が視聴者の間で戦慄を呼び起こしています。

ドラマは平安時代の恋愛長編小説『源氏物語』の作者・紫式部の人生を描いた作品。宣孝は、まひろの父・為時(岸谷五朗)の古くからの旧友で、幼いころからまひろを娘のように可愛がってきたという設定です。

そんな宣孝が、第25話でまひろにプロポーズ。「都に戻って来い。わしの妻になれ」とストレートに想いを告げます。

まひろの気持ちが藤原道長(柄本佑)にあることを知りながらも、「ありのままのお前をまるごと引き受ける。それができるのはわしだけだ。さすればおまえも楽になろう」と宣孝は自信満々に語るのです。

このプロポーズを受け、まひろが結婚を決意すると、宣孝は早速道長を訪ね、「おかげさまで為時の娘も夫をもてることになりました」と報告します。「なんだ?」と戸惑う道長に、宣孝は「実は、わたしなのでございます」とドヤ顔で明かすのです。

視聴者はこのシーンに戦慄。「宣孝がまひろと話すとき、これまでは娘を見るような温かな目を向けていましたが、プロポーズしたあたりから女性を見るようなギラついた目つきに変わりました」(ドラマライター)との指摘もあり、宣孝の“キモオジ”ぶりは加速していきます。

宣孝の生年は不詳ですが、推測される年齢は47歳前後。一方、まひろは26歳頃なので、2人の間には20歳ほどの年の差があったようです。

まひろと道長の互いの想いをを知ってか知らずか、宣孝は“おぢ”ムーブを炸裂。視聴者からは、《浮かれ具合が凄かった。佐々木蔵之介をもってしてもカバーしきれない》《おぢが全力で元カレ煽っててるの、佐々木蔵之介じゃなきゃアウト》など、ドン引きの声が続出しています。

眉目麗しい佐々木蔵之介をもってしても、視聴者をこのような反応にさせてしまう宣孝の“キモオジ”演技。現代社会における男女間のジェンダー意識の高まりを反映しているのかもしれません。

一般の男性視聴者にとっては、20歳年下の女性に宣孝のようなプロポーズは絶対にしてはいけないという教訓にもなったのではないでしょうか。