6月11日に行われた映画『はたらく細胞』製作発表会にて、W主演を務める永野芽郁さんと佐藤健さんが登壇。佐藤さんは作品について「集大成」と自信を語った一方、永野さんは赤血球役への戸惑いを明かしました。

近年、漫画の実写化は珍しくありませんが、本作は2018年放送の『半分、青い。』以来となる永野さんと佐藤さんの共演作。しかも、病原菌と戦う血液細胞の役という意外性に、原作ファンからは不安や戸惑いの声が上がっています。

SNS上には、《実写化は不要》《キャスティングが微妙》《原作のイメージを壊さないでほしい》など、否定的な意見が多く見られます。

映画ライターは、2人の俳優起用について以下のように懸念しています。

飽き飽き感: 近年、永野さんと佐藤さんはドラマや映画に引っ張りだこで、視聴者から「飽きた」という声も聞かれている。
2.5次元舞台との比較: 原作ファンは、好評を博している2.5次元舞台版と映画を比較してしまう可能性が高い。
原作ファンへの配慮不足: 人気俳優を起用しただけで、原作ファンの気持ちを無視した映画作りになっていないか。

本作は、人体で働く細胞を擬人化し、病原菌と戦う姿を描いた人気漫画です。細胞たちの働きにより、いかに人間の身体ができているかを分かりやすく学べるため、全国の学校で授業に使用されたこともあるほど教育的な側面も持ち合わせています。

実写化が成功するためには、原作への深い理解と誠実な姿勢が不可欠です。単に人気俳優を起用して話題性を狙うのではなく、原作の魅力を最大限に引き出し、丁寧に映像化することが重要でしょう。

果たして映画『はたらく細胞』は、原作ファンの期待に応えられるのか?公開は12月です。