6月12日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、オープニング映像にてその回のネタバレがされていたことが判明し、視聴者から悲痛な叫びが上がっています。
12日放送の第53話では、ヒロイン・猪爪寅子（伊藤沙莉）の大学時代の同級生、崔香淑（ハ・ヨンス）が再登場。寅子と多岐川幸四郎（滝藤賢一）は、泥酔した香淑の夫、汐見圭（平埜生成）を自宅まで送ることになります。
しかし、玄関を開けたのは朝鮮に帰国したはずの香淑ではなく、汐見香子と名乗る女性でした。さらに、香子は妊娠していることが明らかに。
この衝撃的な展開に、多くの視聴者が驚愕。しかし、その後のオープニング映像で「崔香淑／汐見香子」とクレジット表記されていたため、一部の視聴者はネタバレに気づいてしまい、驚きが半減してしまったと嘆いています。
特に、多岐川が香子を「香子ちゃん」と呼びかけるシーンや、寅子が「奥様ですか？」と尋ねるシーンなど、香子の正体が謎めいた演出がされていただけに、オープニングでのネタバレは興醒めだったようです。
ネット上では、以下のような声が上がっています。
「せっかくのサプライズが台無し！」
「オープニングは最後に流してほしい」
「視聴者を楽しませる気がないのか」
「こんなミスでせっかくのドラマが台無し」
高視聴率ドラマだけに、余計な波乱
本作は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。女性の社会進出やジェンダー平等など、現代社会に共感できるテーマを扱っており、放送開始以来、高い評価を得ています。
視聴率も16％前後と、近年まれに見る好調ぶりを見せており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。だけに、今回のオープニングネタバレは、ドラマにとっても大きな痛手と言えるでしょう。
NHKは、今回のオープニングネタバレについて、公式なコメントを発表していない。今後、同様のミスが起きないよう、対策を講じることを期待したいところです。
