鷲尾さん、昭和24年生まれで「ご縁を感じました」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」に、新たな出演者が発表されました。その中で、ネットを騒然とさせているのが、大庭常(おおば・つね)役を演じる鷲尾真知子さんです。

常は、主人公・寅子(伊藤沙莉)の明律大の同期である大庭梅子(平岩紙)の姑という役どころ。梅子の夫は女性蔑視の考えを持つ弁護士で、梅子に厳しく当たっていたため、梅子は3人の息子たちを夫のようにはしたくないと決意し、離婚。親権を勝ち取るために必死に法律を勉強し、高等試験に臨もうとします。しかし、試験直前に夫から離婚届を突きつけられ、「子供とは暮らさせない」と通告されてしまい、三男だけを連れて家を出ていたという過去があります。

そんな梅子の姑である常を演じる鷲尾さんは、NHKを通じて「常さんが登場する昭和24年は、私の生まれた年でもあったのでご縁を感じました。物心ついたときに周りの大人たちに抱いていた感情、特に祖母への想いを、この役を頂いて改めて思い出しました。あの時代に生き抜いていた女性たちの強さ、常さんと同じぐらいの年齢の女性の匂いを表現できれないいなと思っております」とコメントを発表しています。

ネットでは「大庭家ラスボス!」「梅子さん頑張って!」など早くも盛り上がり

常の登場が発表されると、ネットでは早くも「大庭家ラスボスが鷲尾真知子さん!(強すぎる)梅子さん頑張って…」「梅子さん再登場あるんだ!」「ゆくゆくは梅子さんの姑が出てくるのね…法廷で戦うのかな…」「姑まで出てきてさらなる地獄展開が予想されて怖い…」などの声が上がっています。

姑・常の登場によって、梅子にどのような試練が待ち受けるのか。今後の展開にますます注目が集まります。

「虎に翼」について

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914年~1984年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。主人公・寅子は、男尊女卑の時代の中で、女性弁護士として、そして母として力強く生きていく姿を描きます。

脚本は、NHK連続テレビ小説「あすか」や「てるてる家族」などの大ヒット作を手掛けた吉田智子さんが担当。また、演出は、NHK連続テレビ小説「ちりとてちと」や「エール」などの朝ドラ経験豊富な渡辺一貴さん、チーフ・プロデューサーは、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」や「カムカムエヴリデイー」などの制作を手がけた野田歩さんが務めます。

「虎に翼」は、2024年秋から放送予定です。