冬の興福寺 | やじのブログ

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残された人生を精一杯生きる。
残り3ヶ月と宣告されてもう8年。

天気がいいので昼から自転車で奈良公園の中にある興福寺へ。


興福寺と言えば今は「阿修羅像」ですね。
去年は東京、そして福岡の国立博物館で展示され、
数時間待ちという長蛇の列。
そしてその後奈良にもどってこられてからは仮金堂内に諸仏とともに展示され、
これまた入堂するのに何時間も待たないといけないという大人気。


ところがその後は国宝館に移されたようですが、
あの熱狂は何だったんだ?というくらい訪れる人が減ってしまいました。
そのせいか、あるいは遷都1300年祭に向けてなのか、
現在国宝館は修復工事中です。


やじのブログ-興福寺:国宝館


この国宝館のすぐ西側にあるのが「仮金堂」です。

このなぜ、「仮」金堂というかというと、
もともと中金堂があったのですが、江戸時代の享保年間に消失し、
その後、資金面の工面が付かず再建がかなわなかったそうです。
役100年後の文政年間にならの民間人の寄進で「仮」のお堂が立ちました。
しかし、その後荒廃し、昭和50年になって、講堂跡にこの仮金堂が建立。
この建物は薬師寺の金堂が不要になり(現在の新しい金堂を建立したため)、
ここに移築されたということです。

そして、文政年間に建築された仮のお堂は平成12年に解体されています。
内部には釈迦如来像、薬王・薬上菩薩像、四天王像が安置されております。


現在この仮金堂のすぐ南側に、中金堂を建築中です。
そのための足場がくまれています。
今年の秋に立柱式が行われ、そして完成予定は平成27年ということです。


やじのブログ-興福寺:仮金堂1 やじのブログ-興福寺・仮金堂2
やじのブログ-興福寺・仮金堂3 やじのブログ-興福寺:仮金堂4

国宝館の南、仮金堂の東にあるのは東金堂。


やじのブログ-興福寺:東金堂1 やじのブログ-興福寺:東金堂2


東金堂から西に向かうと南円堂が見えてきます。
興福寺南円堂は「西国三十三所」の第九番札所。
奈良県には他の札所として、壷阪寺、岡寺、長谷寺があります。


ここの本尊は不空絹作観音様です。
ご詠歌は「春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山にはるるうす雲」
ご真言は「おん はんおま だら あぼぎゃ じゃてい そろそろ そわか」

やじは興福寺に来ると必ずここにお参りをします。
薬師如来では無いのですが、健康を祈って。


やじのブログ-興福寺:南円堂1


猿沢池からこの南円堂へ上がってゆく参道には沢山の幟がはためいています。


やじのブログ-興福寺:南円堂2 やじのブログ-興福寺:南円堂3

南円堂と猿沢池の間には石仏と水子地蔵がひっそりと佇んでいて、
その西側には三重塔。


やじのブログ-興福寺:石仏 やじのブログ-興福寺:水子地蔵
やじのブログ-興福寺:三十塔