夏休みを利用して難易度Aの「野崎島の集落跡」を見に行くことに。
訪問の目的は 旧野首教会 の見学です。
無人島の二次離島にあるというだけで、訪問のモチベーションが高まりますね。
しかし、調べた結果、定期船利用ルートでは日帰り見学は不可能な模様です。
これは困りました。
定期船で野崎島へ渡航するには「小値賀町」へ渡り「はまゆう」という
定期船を利用しなければいけないことが判明しました。
長崎から小値賀へ行くには2ルートがある模様
- 長崎→佐世保→小値賀
- 長崎→五島列島→小値賀
これは無理と早々に却下です。
あくまで野首教会の見学に的を絞った訪問のため宿泊は避けたいと思います。
続いて地図と睨めっこした結果、野崎島と上五島の最北端が目と鼻の先であることが判明です。
これは近い!まさに目と鼻の先ですね。
上五島の最北端の津和崎と野崎島が、別の自治体(新上五島町と小値賀町)とは悩ましいですね。
これだけ近いと、瀬渡し船くらいあるだろうとGoogle先生で調べてみました。
ありました!海上タクシーが!
早速両方に電話して、野崎島への往復料金を確認してみました。
- 9,000円
- 20,000円
なんでしょうこの差は!お隣さん同士のようですが?前者は半額以下です。
つまり、海上タクシーを使えば!日帰りが可能になるのでは?
そのルートとはこちら
長崎港→(五島産業汽船)→鯛ノ浦港→(レンタカー)→津和崎→(海上タクシー)→野崎島
具体的には
- 五島産業汽船の長崎港8時発の高速船に乗り、上五島の鯛ノ浦港9時40分着で移動
- そこから五島産業汽船のレンタカーパックにて津和崎へ移動(約1時間)
- 津和崎からは津和崎丸にて野崎島へ移動(約10分)
~野崎島集落を見学~ - 野崎島より津和崎丸にて津和崎へ移動(約10分)
- 津和崎より鯛ノ浦港へ移動(約1時間)
- 鯛ノ浦港17時発の最終便により長崎港18時40分着で戻る
五島産業汽船のレンタカーパックはかなりお得です。
高速船+レンタカーで13500円は魅力的!
レンタカー利用時間は6時間を超えますが、朝1の便と最終便利用ならば
13,500円ポッキリで良いとのことです(電話にて五島産業汽船確認済)
このルートなら、まるで朝仕事に出て帰ってくるような感覚でしょうか?!
ということで、本ルートで野崎島ツアーを決行することにしました。
海上タクシーはもちろん格安の津和崎丸さんにお願いしました。
朝イチの五島産業汽船の長崎港8時発の高速船に乗り、上五島の鯛ノ浦港9時40分着!
びっぐあーす号
早速レンタカーに乗り換え、一路津和崎へ向かいます。
津和崎の行きがけに町の中心部のスーパーにて、昼飯&水分を購入。
津和崎へ予定通り11時に到着し、津和崎丸さんへ乗船!
野崎島へGo!快晴の中、ベタ凪を走る船は最高です。
途中トビウオが飛んでいる姿を初めて見て感動しました!
途中船長の粋な計らいにより、旧舟森集落跡に立ち寄り、歴史を感じます。
野崎港手前の野崎海岸に立ち寄り、海の綺麗さが半端ない。
小さく目的の野首教会が見えます。
野崎港へ無事に到着、津和崎からはあっという間です。
野崎港では、野崎島ウェルカムハウスが建築中でした。
小値賀町発注の工事の看板があり、これも世界遺産登録を見据えた対応でしょうか。
野崎島へ上陸、まるでDASH島のような感じです。
あちこちに潰れた家があります。
道端には鹿の頭蓋骨が・・・
野崎島には数百頭の野生の鹿がいまして、港周辺にも鹿がいました。
野崎集落を抜けて野首教会へ向かいます、結構な坂を上がっていきます。
- 住所:長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷
- 竣工:1908年
- 設計:鉄川 与助
- 主構造:煉瓦造平屋
- 天井様式:リブ・ヴォールト天井
旧野首教会に到着!海岸を見渡せる素晴らしい位置に立地しています。
正面の屋根の上には、台の上に十字架がありお城のようです。
両サイドには百合の花の装飾があります
天主堂の文字を刻んだ額縁
旧野首教会を側面から眺める、全て尖頭アーチとなっています。
正面入口
中に入ってみます。正面入口から奥の祭壇の眺めです。
立派に小値賀町が整備してくれており、綺麗に保存されています。
柱頭には渦巻状の葉の装飾があります
主廊部の扉の上のステンドグラス
美しいステンドグラス
正面祭壇
旧野首教会を後ろから眺める
無人島の丘にそびえ立つ旧野首教会、何とも言えない景色であります。
そろそろ津和崎に戻る時間のため、野首港へ向かいます、野首海岸も綺麗です。
津和崎丸さんは安くて、船長も気さくな方で最高です!
野崎島は最高でした、次回はもっと涼しい時期に来たいですね・・・
猛暑日に来るとやばいです。