物事、何でもトラブルは起きます。
ドラム演奏時でも当然あります。
多すぎたので何回かに分けた2回目です。
⑤バスドラムが前進
バスドラのスパイクがちゃんと止めてくれない時とか、滑りそうな床材に直で置くなど、バスドラを踏むたびに前進して行きます。
普通のライブハウスみたいに常時ドラムセットを置いている場所なら対策されていますが、たま~にマットを敷かず床直にだと大変です。
小さいマットだとバスドラムのスパイクがマットからはみ出して行進しちゃったりもあったな~
たまたまですが、バスドラムが進んで行っちゃう動画があったので貼っときます。
本当にちょっとずつ進んで行くんですよね~
助けてくれる人がいればいいのですが、メンバーの経験値などで気が付いてくれなかったりするし、スタッフもいなければもう自分で何とかするしかない
対処法⇒リハーサルで気が付くのがほとんどなので、だいたい大丈夫。
動画みたいな時は臨機応変に対処を。(他の楽器にソロとらせてその間に直すとかも)
⑥ハイハットが前進
バスドラと同じケース。
三脚に内蔵スパイクがあるのは上級機種だけ、中級~下級のクラスだとセンターパイプの下部の左右(ペダル先端下の左右?)にスパイクがあるが、このスパイクをしっかり出して無いと動いちゃう。
マットから外れれば行進し放題
上位機種じゃないとダメって訳ではなく、ドラムマット等、床材や敷いてある物の素材次第と言うのが本当の所。
以前お世話になっていたライブバーにはドラムマットが無かったので、路上演奏用に持っていたマットを持って行って問題解決。
対処法⇒リハーサルで気が付くのがほとんどなので、だいたい大丈夫。
本番でなってしまったら、ほとんどの場合は左足でカウントを取る動きで前進するので、それを止めてみる。
⑦ハイハットが下がる
ハイハットをしっかり閉めるために踏み込みを強くしていると、しっかりメモリークランプなどで止めていないと、急に下がってきたりする。
踏み込む事でハイハットのトップでボトムシンバルを押し、同時に上部パイプを押し、下がっちゃう。
意外と見落としがちなポイントで、派手な変化では無いので周りから何が起きているかがわからず、困っている事を誰にも分ってもらえない事が多い。
私は面倒くさがって、写真の2枚目の様な状態で演奏してトラブル発生となった。
正しい場所
良くない場所
そのまま演奏していると・・・こうなる
対処法⇒面倒くさくても、高さ調整が終わったらちゃんとクランプで締める。
本番でのトラブル想定では、片手で演奏出来る様に練習しておく。(8ビートのハイハットとスネアでO.K.)
⑧ハイハットクラッチが緩む
ハイハットの踏み込みが強い人が起こしやすいトラブル。
または、クラッチがちょっとバカになっていてしっかり締まらない時にも起きる。(これ最悪)
ほとんどの方はしっかりクラッチを締めるので、そう簡単には緩まない。
私はドラム歴が浅い時、締めすぎない様にどれくらいまで締めていいのかわからず、結果緩かったって時があった。(自分で緩められる範囲で、しっかり締める感じがベスト)
緩むとどうなるか。
①ロッドから外れ、ハイハットのTOPが落ちてボトム側に乗っかっているだけになる。
②踏み込んでロッドの上の方でクラッチが止まってしまい、クローズ出来ない程開いてしまう。
演奏しながら締め直せれば問題無いが、それが出来ないなら閉まらないまま演奏するかライドなどで代用するしかない。
演奏中に直すなら、片手のスティックを脇に挟んで、片手で演奏して空いた手で直す。
これを経験した人なのかたまに『親の仇か!』みたいにガッチガチに思いっきり締める人がいて、そういう人に限って交替する時にそれを緩めないままステージを下りて行く。(マナーに関して近々まとめます)
対処法⇒クラッチをしっかり締める。締めてもずれるならクラッチの上に何かしらのメモリクランプで止めて押さえるしかない。
⑨ハイハットクラッチがはずれる
ドラムを共用していると、よくある。
比較的ボロイ古いドラムセットの時が要注意。
前の人が普通に使っていたので気にせず使っていると、クラッチが外れてしまって急にハイハットをクローズ出来なくなる。
ハイハットのトップの裏側にある写真の部分ですが、特殊な物を除いてはネジで締めるスタイルになっている。
長時間演奏していると緩んで来て、運が悪いと演奏中に外れてしまう。
演奏中に直す事も出来ないので、閉められないハイハットをハーフオープンみたいな状況で演奏する事になる。
写真はネジでは無い特殊なモノなのでそういう事は起きにくいのでおススメだ。
対処法⇒面倒くさくても、トップの裏側もクラッチがしっかり締まっているか確認する。
ハイハットを持ち込んでしまえば、交換するのに必ず締め直す事になる。
おススメは自分のハイハットをクラッチごと持ち込んでしまう事。
⑩ハイハットのロッドが外れる
一度経験してから、対処法が癖になったトラブル。
ほとんどのハイハットスタンドはロッドが途中から分かれていて、ネジの様につなげて長くするのが一般的。
ドラムを初めて間もない頃に使っていたヤマハの安いドラムセットのハイハットは1本の長いロットを途中で畳める(折れる)様になっていて、その頃はこのトラブルが無かった。
そう、そのネジの様につなげた部分のネジが緩んで緩みまくって外れるトラブルです。
状態としてはトラブル⑨の様になりますので、諦めて締まらないまま演奏しちゃう方がいいかもしれません。
ただ、上手くやると演奏中でも回復可能ではあります。
全く見えませんが、ネジが上手く溝に差し込んで止める事が出来れば、普通に演奏出来る状態になります。
が、パイプの中のある差込口にって言うのが、重さがロットだけならいいのですがクラッチ+ハイハットトップの重さもあるので簡単に行きませんので、私はこうなった時は曲が終わるまで諦めてました。
先に書いた「癖にした対処法」ですが、セッティングしてクラッチも締めたら、その上体でトップシンバルを時計回しに回す癖です。
緩んでいたらそれで閉まるし、緩んでいなかった場合は回らないので、確認になります。
ちなみに私は共用のスタンドだったりした時は、この後にシンバルの向きを回転させて変えて音を変えたりしてます。
対処法⇒緩んでいないかどうかロットを時計回りに締める。または上記の癖の様な事をして締める。
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