ドラムを始めると、最初はスティックやスネア、キックペダルなど直接音に関係のある楽器・機材に眼が行きます。
それと同時にケースなど収納・運搬に関わるモノが必要になってきます。
その後ぐらいに必要だと気が付くのがメンテナンス関係。
ドラムの場合、チューニングキーさえあればだいたいなんとかなります。
それと新品で楽器を買えば、それを調整する様な六角レンチなどが付属してきたりするので、新たに用具を買う・揃えるってなるとせいぜいプラス・マイナスのドライバーぐらいかもしれません。
ただ、オークションなどで中古で楽器を買った場合や新品でもメンテナンスツールが付属していないものなどは、いざと言う場面で修理や調整出来なかったりするので、予め用意しておく必要があります。
で・・・・・・・
ドラムのメンテでこれだけあれば大丈夫でしょ!って感じでツールをまとめたグッズが発売されてます。
されていますが、2社からの2種だけです。
TAMA製の『TMT9』とCruzTools製の『GrooveTech Drum Multi-Tool』
前者TAMAの方が少しお値段が安いが、大きな違いは①ウイングナット(Tナット)ルーズナーの有無、②インチサイズの六角レンチの有無、この2点だ。
①ですがTAMAにはあるが、CruzToolsには無い。
これは人によってはいらないかもしれませんが、スタジオやライブハウスなどで大勢の人が利用するドラムのスタンドなどを調整する時にあると便利ではある。
そのための専用グッズもある。
ウイングナットが大きい場合はスティックで挟み回転させる方法でずっと対処してましたが、頻繁にセッティングをいじる事が起きるシーンではEasy Wingerを使っています。
と言うのもTAMA製品買おうかとも思ったのですが、レビューを見るとナットを入れる場所がセンターなのでテコの原理を使って開ける事が考えられてない仕様で、実際のユーザーも結局スタジオ備え付けのEasy Wingerを使ってるなんて聞いたらTAMAのはいらないかって思っちゃいました。
②ですが、日本メーカーはmm単位ですが、海外メーカーの製品はやはりインチなんですよ。
TAMAの方はmm単位のみ、CruzToolsの方はmmとインチと両方揃ってる。
スネアとかキックペダルなど、海外メーカーの物を使っている人も少なくないと思います。
そう、いざと言う時にインチサイズがあった方がいい。
インチサイズとmmサイズをわからず使ってヤマをツブス人もたまにいますから怖いです。
現場でいざって言う時に「あってよかった」のために私はインチがあった方がいいかなと思ってます。
と言う事で、私はCruzTools製の『GrooveTech Drum Multi-Tool』の方を使っています。
使っていますが、いざと言う場面はそう多くないです。
そういう場面は少ない方がいいので良いのですが
ただインチの六角は大活躍で、自分じゃなくてもギターの「いざと言う場面」でもこれが活躍しましたからね。
そうそう、当然私の株が上がる訳です。