【小説】赤い砂 | 〇〇の様なモノ

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赤い砂

伊岡 瞬

 

本屋に寄って、平積みのポップを見てかったんだっけか?

 

コロナ禍になってすぐぐらいだったかな?

 

ポップの内容は忘れてしまいましたが、読み終えて「ああ、書いてあった内容想像出来るわ」って感じでした。

 

以前「代償」を読んで面白かったので手に取りやすかったのもある。

 

 

読んでからかなり時間が経ってしまいましたが記事を。

 

赤い砂・・・・コロナ禍の雰囲気が身体にまだ残っている今、読むと面白いかも。

 

※内容に触れます。ネタバレになります。ご注意下さい。

 

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ご注意下さい。

 

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目次を見るともう「赤い砂」が何なのか想像出来ちゃうが、読んでいくとそんなの関係無い感じで進んで行く。
 
登場人物の一覧もあり、途中でよく「この人何だっけ?」とわからなくなる私には優しいが、これから読む方は最初に見ちゃうと人物の説明でストーリーが見えちゃったりもするので「誰だっけ?」と思った時に初めて見るのをおススメします。
 

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冒頭のシーンでイキナリ引き込まれる。
 
電車の人身事故だ。
 
これからどう「赤い砂」になるのか想像が付かなかったが、ストーリーもまさかの方向に行く。
 
事故の現場の描写が結構生々しい印象・・・と言うか、事故現場の車体への付着物が身体にくっつくシーンでねっちょりした感覚を読んでいながら想像してしまって気持ち悪くなった。
 
第一章のタイトル「感染」から、この付着物から感染か?と思うと、その通りだった。
 
ただ、そのウイルスで何故負の連鎖が続くのかが謎すぎて、どんどん読んじゃう。
 
中盤は「ザ刑事サスペンス」的な捜査になり、純ミステリーよりもちょっと二時間ドラマ意識してね?みたいな面もあった。
 
それと共にウイルスの正体・全貌が見えてくる。
 
最後は叩き込めるかのスピードで進み、被疑者が自らウイルス感染し死を選び、主人公も感染の疑いから自死覚悟で自ら隔離。
 
なんだかゾンビとかそういうのでありそうだ。
 
最後は・・・・・謎のまま終わり。
 

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コロナウイルスが出現した時には「得体のしれないウイルス」と言う事で、世界中でかなり警戒していた。

 

ここ数年で一番恐れられたウイルスだとエボラ出血熱のヤツだが、日本人には「対岸の火事」でしかなかったが、コロナはパニックになってましたね。

 

最初は感染者の死亡が続き、著名な芸能人からも何名も亡くなった。

 

この作品はコロナやエボラよりももっと前に書かれていたとあとがきで知りビックリした。

 

当時に読んでいたら、もしかしたら理解に苦しむほどよくわからず読み終えたかもしれない程、無知な人が読むとちんぷんかんぷんだったかもしれない。

 

だが、コロナ経験した今、想うモノがある。

 

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サスペンス物は面白い
 
 
 

 

 

 
 
 

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