先日予告した「思い出が消えないうちに」(川口俊和)の舞台となってる函館の「喫茶ドナドナ」に関してです。
予め・・・・・喫茶ドナドナは架空の店名で、函館に実存しません(多分)
また、お店がある坂は「名無し坂」ですが、そんな坂もありません(多分)
舞台となっている喫茶店「喫茶ドナドナ」は函館のカフェだって事で「モデルの喫茶店があるのではないか?」「無いとしたら何処にある設定なんだ?」をいろいろ勝手に考えてみました。
まず、モデルにした喫茶店はあるのか・・・・を調べるには検索しかなく。
やはり同様にモデルになった喫茶店を探している方もいましたが、どうもなさそう。
作者の川口俊和さんに聞いてみないとわかりません。
勝手な推測では、店内イメージは函館の店じゃないんじゃないかとも思ったり。
2030年の設定なので、小説や映画のファンの方が2030年目標で作ったりしてるかもね(笑)
私が行った事のある店の中では後で書くお店以外としては谷地頭にあるカフェ classic hakodate。
坂じゃないし海は見えないけど、カウンターの雰囲気が作品に合うんじゃないかなって言うのと、奥のテーブル席が”タイムスリップ出来る感”漂う。(後日、紹介記事書きます。)
お店のある「名無し坂」ですが、本当に小説の様な坂はあるのかを考えてみます。
坂のロケーションとしては、①函館山の坂、②函館港が見渡せる、③坂の中腹、がポイント。
①②をモーラしている名前がついている坂となると有名な八幡坂から幸坂までだろう。(作品に出てくる「幸」は「さち」だが坂の名前は「さいわいざか」)
あ、ちなみに作品で出てくる「坂の名前の登場人物」は「時田幸」「瀬戸弥生」で、読み方は違ったりしますが「幸坂」と「弥生坂」で、意図して「長い坂」を選んで名前を付けたのかな・・・・とも思いました。
で、見下ろせる様な坂はある程度長いので名前が付いてしまうが、短い坂だと名前が付いていなかったりする。
となると、小説の設定どおりの「函館港を見下ろせる坂」で「名前が無い坂」を考えると、ある一つのパターンしか考えれられない。
⑤長い弥生坂もずっと上までかと思ったら、幸坂が終わる部分で交差する道が弥生坂まで延びていて、そこまでらしく、それより上が「名無し部」。
名無し部から横にそれると「己巳役海軍戦死碑」などがあるが(行ったけど怖くて写真なんか撮ってません)お店などは無し。
※弥生坂の幅員が広い中腹部からの眺め
⑥テキストでは東坂からまっす延びた感じですが、実際はクランクの様に少しずれてます。
そのクランクから上が「名無し部」で店舗は無し。
⑦元町公園の横で候補に入れましたが、公園からの方が断然港がよく見えるので微妙で、楕円で囲んだ部分からさらに登っていく坂が続いている。
元町公園の上(旧公会堂の前)をこの「名無し部」に向かうと正面に「キッチン&カフェ 華」がある。
おや「雪華」って登場人物もいましたね・・・・
位置的には「名無し部」の中腹にはなるが、残念ながら入ったことが無く・・・・
⑧元町公園の反対側の横で、旧相馬邸がある坂なのですが、港がほとんど見えず意外と人通りが少ない坂。
公園横あたりに「カフェテラス元町」があるが、カフェだと思わす素通りしてた
坂の頂上あたりに「フラフープ」と言う店があるが、坂から少し曲がった場所なので微妙。
⑨ソフトクリーム通りの真ん中あたりから下るのが日和坂、登るのが「名無し部」。
「名無し部」下には雑貨店があるがソフトクリーム通りに隣接する感じ。
上に行くと神社があるがお店は他にない。
と、一通り考えてみると、立地的には④にある「ごはんおやつシプル」しかない。
って事でこれも後日記事に・・・・
ちなみにこの店は新しく、オープンが2018年12月15日なので「思い出が消えないうちに」初版発行2018年9月25日よりも後に出来ています。
一通り考えてみましたが、なんとも「これだ!」って結果が出ず
やはり作者に聞かないとわかりませんね
長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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