(こうとししてそうくにらる)
「敵国破れて謀臣滅ぶ」(てきこくやぶれてぼうしんほろぶ)
とともに、上念司さんの座右の銘だそうです。
「経済で読み解く日本史②安土桃山時代」上念司 飛鳥新社
みなさんこんにちは、未だに初めて目にする故事成語があって生きてて良かったと思っている佐々木泰久です。
さて、上念氏の著書の中では
『「狡兎死して走狗烹らる」「敵国破れて謀臣滅ぶ」』
と書いてあったのですが、原典ではこのふた文の間に、「高鳥尽きて良弓蔵れ」が入るようです。全部続けて、
狡兎死して走狗烹られ、高鳥尽きて良弓蔵れ、敵国破れて謀臣滅ぶ
ところが、
「高鳥尽きて」が「飛鳥尽きて」と書いてあるものがあったり、出典が史記だったり十八史略だったりするので混乱しますが、
とにかく、昔から言い伝えられている言葉のようです。
「狡」も「謀」もあまり良い印象の言葉ではありませんが、この故事成語の中ではどちらかというと良い意味の言葉として使われているのが印象的です。
そういえば、「悪」という字だって、歴史的には良い意味では使われていることもあります。
それにしても、今回の言葉たち、私のPCで一発で変換できません。あまり一般的な用語ではなさそうです(* ̄▽ ̄)フフフッ♪。
そんなことはさておき、
煮るという意味で、烹ると書いてあるのを見て、
「烹炊所」という言葉を思い出しました。「ほうすいじょ」と読みますが、これも一回では変換できませんでした。
「割烹」ではなくて、「烹炊所」を思い出すあたりが、職業病的です。
そういえば、昔々、陸軍航空兵だった本家のおじさんと話している時、何かの拍子に、私が「烹炊所」という単語を口にしたら、
「おお、今でも烹炊所なんて使ってるのか?!」
なんて言って喜んでいました。その時まで「烹炊所」って海軍用語かと思っていたのに、陸海共通なのだと認識したことを思い出します。そもそも、私が海軍用語だと思い込んでいた根拠も全くないのですけれど( ^ω^)・・・
そういえばそういえば。
割烹着姿で一世を風靡した方がいらっしゃいました。
彼女の研究を、散々囃し立て面白がった挙句潰してしまったことは、誠に残機に絶えないことだと