セキセイインコ青二冊目の本セキセイインコ青



「社会人一年目の教科書」
菅沼勇基 著
インプレス 出版

オススメ度 ★★★☆☆


不動産会社 横濱コーポレーションを経営する著者が新社会人に向けて心がけて欲しいこと、意識することで10年後に周りと差がつく習慣についてアドバイスしています。


著者が勧める方法や習慣、考え方については内向的な人にはハードルが高過ぎると感じたり、職種や業務内容によっては当てはめにくい部分もあります。


しかし、新社会人が会社という世界でどうやって1人の大人として生きていくのかを考えるにあたり、参考になる1冊だと思いました。


著者は営業畑出身なので、営業の人には特に参考になるかもしれません。


伝えたい項目について、「伸びない人は〜する、伸びる人は〜する」といったように、伸びない人と伸びる人を対比する形でまず結論を書き、それから何故そう思うのか、そうした方がいいのかを分かりやすく簡潔な文章で書いています。


著者の会社の成長はめざましく、著者は結婚、オーシャンビューの別荘を持つ、本を書くなどの夢を次々と叶えています。


私に向いているかどうかは別として、著者は一流の営業マンであり、この本は「結果を出せる人材」になるために参考になると思いました。また「目標とは何か」、「目標の実現の仕方」についても参考になると思いました。


ただ少し残念だったのは、横濱コーポレーションをGoogleで検索すると評価が1.8ととても低く、全16件のレビューのうち12件は借りた物件と従業員(営業)に対するクレームだったことです。


部下の指導とチームワークについては別の本を参考にした方が良さそうです。