私は効率化、速くという言葉がずっと嫌いでした。聞くだけで嫌な気分になるくらい毛嫌いしてきました。


それはきっと、私が何をやっても手が遅いから効率化、速く!と言われると「お前は遅い、お前はダメだ」と聞こえていたんだと思います。


学生の頃、勉強は人並みでしたが運動は苦手だったし、美術や工作の作品作りはいつも居残り。仕事に関しては今まで散々書いてきたので、ここで改めて書く必要はないですね。


今の自分にできる事を冷静に分析し受け止めて、"今より少しでも良くする方法はあるかな?"そう考えるだけでよかったのに。


人より上手くやる=成長・成功ではないということが分かっていなかった。


とても人気のあるTwitter主さんが言った台詞が心に響きました。


『自己肯定感の低い人は他人と比べがち、高い人は過去の自分と比べる』

『自己肯定感が低いことはダメなことですか?低いままで生きていく方法が知りたい』


少し言葉が変わっているかもしれませんが、概ねそういった内容のツイートでした。


自分を振り返ると他人と比較するばかりで自分自身を見つめてこなかったなぁと思います。何かする時、いつも他人と同じように出来るか出来ないかばかり気になって仕方がなかった。


同じ理由で試行錯誤への苦手意識も非常に強いです。


「考えれば分かるだろう」という台詞を何度言われたり、言外に態度で示されてきたでしょうか。


そう言われたり態度で示される度に「お前は頭が悪い、そんなことも分からないのか」と否定された気持ちでいっぱいで、情けなくて悲しくて辛かったです。だから"考える、試行錯誤する"は私にとって否定されることと同じでした。


うまくいった経験が少ないので自信もありませんでした。考えてもどうすればいいか分からないし、自分なりに考えて行動することは恐怖を伴いました。


過去の自分と比べてうまくいっているなら、それは私にとって成長です。過去の自分がしなかったことに挑戦すること、意識しなかったことを意識すること、どれも成長だと思ってもいいんじゃないか。


他の人よりも伸びが悪かろうが、能力が低かろうが、それとこれとは切り離して考えて良いのでは?と今は思います。


この1年頑張ろうと思うのなら、捉え方を変えていかないと結局、結果が出ないこと、人と同じように出来ないことに打ちのめされて、取り組み続けるのは難しいと思います。


諦めない、続けること。


忘れないようにして、1年頑張りたいです。