仕事の話です。


前に書いた通り、私は工場で働いています。
(詳しいことを書くと身元がバレる可能性があるので詳細は伏せます)


ライン作業なのですが、作業工程が何種類もあり、また製品によって同じ工程でも注意する点やコツが変わってきます。


製品ごとに1日あたりの目標製造数が決められており、手作業が多いものや使用する部品の癖が強いほど作業者の効率や技術の影響が大きくなります。


今日、私が製造を担当した製品は手作業の比率が高めで、目標数も割とシビアでした。全員が頑張らないと達成できない数です。


私は1番最初の工程を担当し、その工程に関しては比較的得意で手が早い方でした。


私は目標数を達成するために集中して頑張りました。


次工程も問題なく流れたのですが、最後の工程がうまく流れず作業待ちの製品がけっこうたまっていました。


問題なく流れる時もあるし、作業者が慣れてくるとたまっていた製品も徐々になくなることが多いので、とにかく手を止めたら目標を達成出来ないと思い必死に頑張りました。


しかし、最後の工程を担当していた人はその工程作業が苦手なようで、なかなか未処理の製品が減りませんでした。


次第に、その工程を担当している先輩パートさんの機嫌が悪くなり


「なんで、こんなに追い詰められながら作業しないといけないの?めっちゃ腹立つんやけど」
とイライラがピークに…


(しまった…。目標数を達成することばかり意識して、後工程の負担を無視し過ぎたガーン


私は慌てて謝り、作業速度を緩めました。


それからは作業効率は落ちたものの順調に流れ、先輩のイライラも徐々にヒートダウンしていきました。


私は幼い頃から友人が少なく、小中高で今も付き合いがあるのは1人だけ。集団行動が苦手で、気づくと自分のことばかり考えてしまう傾向があります。


どうしたら、他の人が作業をしやすいのか。
どうフォローしたら助かるのか。
周りを見ながら作業をする。
今の状況で優先すべきことは何か。


それが分からず、たいがいは気づかないか間違った判断をしてしまいます。


なのでとにかく経験を重ねて、一つ一つの状況とパターンを覚えるしかありません。


方法としてはかなり非効率的なのですが、どうにも自分には考えても分からないし理解出来ないのです。


今日学んだことは未処理の製品がたまりすぎないよう、周りを見ながら作業すること。


未処理の製品がたまり過ぎたら、一旦手を止めて作業を手伝うか、手直しなどの補助作業をすすめること。


同じ間違いを繰り返さないように気をつけます。