「ママー、読書感想文にウソ書いちゃった」

昨日、娘が帰ってくるなり私にそう言いました。

「なんで、ウソなんか書いたの?」
「だって、書くことなかったもん」
「ウソなんかダメだよ。書き直したら?」
「えー、もう先生に見せて、今日、清書するもん」

その感想文の清書が宿題になっていたので、原稿を見せてもらいました。
確かに、もう先生の赤が入っていて途中まで清書も終わっていました。
これじゃ、今さら書き直しは無理。

読んでみると、本当にウソ。
何から何まで真っ赤なウソ。
よくもまぁ、こんなに上手にウソが書けるものかと、逆に感心するくらい。

読書感想文なので、本の内容に合わせて、
自分の体験したエピソードが二つ書かれています。
そのうちの一つは「死んじゃったパパにもらった…」ってなっていました。

「パパのこと書いたらかわいそうって思ってもらえるから書いたんでしょ?」
「うん」

確信犯です。
事実を書いたのならともかく、
パパのことに触れれば同情してもらえるってことが分かっていて、
全くの創作でパパを持ち出して同情を引こうなんてずるい!

娘にはじっくり話して、二つのことを約束させました。
1)かわいそうと思ってもらうためにパパの話はしない
2)ウソを書かない

父親のことについては、どうしてダメって言われたのか、本当には分かっていないと思います。
小さい子ってちやほやされるのが好きだから、
同情も、良い意味で気にかけてもらえるのも、まだ区別がついていません。
でも、これは釘を刺しておかなくちゃ。
もう少し大きくなったら分かると思うし。

そして、しっかり約束させたうえで、今回の件は目をつぶることにしました。
もう、この段階では、感想文は書き換えようがありません。
おそらく、この感想文はコンクールに出品されます。
書き換えるには先生に「全部ウソでした」と伝えなきゃならないけど、
そうすることが本当に良いことかどうか、かなり微妙だと思います。
私が話して、約束したことで、許してあげました。



感想文そのものは、親の私が言うのもなんですが、かなり上手にまとめてあります。
読んだ本がどんな内容なのかよく分かりませんが、
二つのエピソード(ウソだけど)がうまくつながって、最後には余韻を残して終わるような…。
2年生にしては上手すぎ!
多分、これを読んだ私以外の人は、みんな褒めてくれるでしょう。
私も、客観的に見れば、本当に良く書けていると思います。

でも、いろんな意味で胸が痛い感想文でした。