最近の秋田書店刊 | Ноль минус пять минут

最近の秋田書店刊

安定の守備範囲。

『大巨蟲列島』

敵が虫に寄生された人間という形で絵面がよくあるゾンビ物になってきてしまいましたが、甘い展開がなく味方側が容赦なくぶっ殺されるのは良くも悪くも秋田書店。

話の脈絡はあるもののすぐエロに突入するあたりに、昔のPC-98のエロゲを思い出します。

河原崎家的な。

ぼちぼち売れてるらしいのはいいんですが、ただでさえ世間に嫌われている昆虫へのヘイトが高まりそうで複雑。 

 

『巨蟲山脈』

こちらは稲穂師匠が登場する本州側。

刃牙の巨大カマキリもし戦わば、を対戦カードを変えつつ延々続ける昆虫最大トーナメント。

稲穂師匠は昔、昆虫採集先の山岳武装ゲリラから習ったので銃器も扱えるとか『サイカチ』から設定引きずってて、『巨蟲列島』シリーズのスピンアウトとして読み始めた層を置き去りである。

(藤見泰高・カミムラ晋作『サイカチ』2巻 秋田書店刊)

(藤見泰高・カミムラ晋作『ベクター・ケースファイル』3巻 秋田書店刊)

稲穂師匠が出てきてしまうということは、『サイカチ』直系世界観ということで、別作品とはいえあの世界が先々バイオハザード化するみたいで真夏氏たちが心配になります。

かといって真夏氏出したら棒で巨大昆虫を操るヒーロー物になっちゃうしね。『サイカチ』と『ベクター・ケースファイル』で昆虫アベンジャーズ結成しても誰もついてこれない。

今年は気温と湿度が高いせいかカブト・クワガタの当たり年らしくて、玄関によく飛んで来るので保護活動が忙しいです。

まさに飛んで火にいる夏の虫。




 

 

『まどわせないで矢守くん』

チャンピオン本誌に載ってたら惜しまれつつタンコーボンダシタイナ号が発進していたような作風ですが、WEBではニッチな元気玉を集めて生きていける様子。

ひばりくん以来の途中で描けなくなりがちな設定だけど大丈夫?

なんで女装してるんだかかわからんヒロイン♂️との恋愛的なのは、だいたい未完や性別ウヤムヤにしてフェードアウトしているぞ。

美少女キャラの記号で盛らずに可愛く見せるバランスは秀逸。

漫画のせいじゃないんですが、女子制服で夏休みデビューしてトイレで汚水ぶっかけられたりスカート切られたりひどいイジメにあった友達思い出すので、ほんわか甘い展開を素直に楽しめないところはあります。

何度繰り返しても幸せになれないのに、また夢を繰り返すのかという個人的なカルマが評価を辛くさせてしまう。

世の中全部こうだったらいいのにね。