お前平田だろ案件『恋愛偏差値回想録』 | ゼロ・マイナス5分

お前平田だろ案件『恋愛偏差値回想録』

お前、平田だろ!

いやこんな露骨にやるのはグレート・ムタ的なギミックかな。

 


確かにチャンピオンの女性作家みを感じる絵ではありますよね。手伝いに行ってたことありそう。

昔は存在しない水を求めて秋田書店という砂漠で井戸を掘っていたのに、今じゃこんなになってしまって、こういうことはドンドンやれ。


中学時代と並行して進行するものの、基本的に30過ぎのおっさんカップルというのが割とレア。

すね毛描いてあるのがまたよし。

アマゾンヌで単話売り1話無料なのですが、綺麗にまとまってるのでこれだけでもいいような気もしたり。



BL時空ではない作品は珍しくなくなってきてはいますが、総じて周囲が優しいのが、そうあってほしいけどそんな甘くなかろうというのもあって、甘いほど胸が痛む合成甘味料的な読後感です。

女子制服で通い始めた僕の友達は両親がメンタルがヘルになってふたりとも自殺したし現実は過酷。


ビッグサイトのギフトショー的な企業ブースの設営とか撤収描写がやけに詳しいですね。

受けがネット卸の社長でイベントの発注元で、性的な目的で設営会社の従業員にクライアントとして接触とか、男女関係だったら嫌なやつだぞ。

脱いだ服から名刺探して取引先の従業員だと感づくとかめっちゃこわい。


中学時代の回想があまり物語的に説明以上の意味がなくて、大人になってからも飲み会と会食で恋愛が進展するだけで職業的なカラーが物語的に生きてないというか、クライアント(発注元)とパートナー(受注者)という関係性が恋愛面では不純な要素になってるのを自覚せずに肉体的結合をもって恋愛成就とするのは能天気だと思いました。

恋愛というより酒の勢いでは?

偏差値言うなら過去と現在までの学びをリンクさせてタイトル回収する努力がほしい。


子供の頃に昆虫図鑑とか好きで読んでたなら、生き物はオスとメスで生殖するのに、同性を好きになってしまう自分には生きてる意味があるんだろうかともやもやしていたのが、生花の販売を通して、切られて飾られる花は実を結ばないが人の心を豊かにしてくれるじゃないかと答えを見つけるとか発展的な要素があると思うんですよ。

もうBL界隈も男の子がイチャイチャしてればいい時代ではない。

アナル節句の先に何があるのかを見せてほしい。


関係ないけど矢守くんのヤンキー娘は編集方面からのテコ入れだと思われるので人気が心配ですね。

秋田ではキャラクターに1発ケレン味がないと厳しいところがあります。