不景気で浮上するdoa徳永暁人氏とZARDの幻
最近、徳永暁人氏が取り上げられることが多くていいですね。
ZARD『永遠』の頃からリモートで音楽づくりだったりしたので、いま浮上してくるのは必然かもしれません。当時、無圧縮のMP3をISDN回線で一晩かけてデータを送受信した話とかききたい。
カラオケやゲーム音楽の打ち込みバイトしてたとか、三枝成彰氏の弟子だったとかなんとなく引き寄せられた理由もわかるような気がします。
カラオケ関係の仕事しながらオーディション受けまくってやっとこビーイングに引っかかったけど、全くできない方だったというのは、ZARDの中の人の幸子さんの経歴と完全に一致。
幸子さんが最初にデモテープを選んでくれたというのも、なんかお互い響くものがあったのかもしれません。
おそらく曲が採用されるずっと以前に、カラオケクイーンの幸子さんと徳永さんはカラオケの音源を通して接触してたと思います。
音楽的素養がないのに音大の試験を突破するだけのハッキング的な訓練をして受かってしまうとか、フィリップKディックにそういう短編があります。
周りが音楽エリートばかりの中で音楽的素養がないのをごまかしつつ地力をつけて、どうやって選ばれるかを考えながらやりくりしてきた人生よ。
ZARDの曲は他の歌手の没ったり企画が流れたりしたキズモノのストックから幸子さんが選んだリサイクルみたいなところがあるんですが、『永遠』ももとは徳永暁人氏がキヤノンEOS KissのCMのために作ったバイト仕事ですからね。
インタビューでは語られてないですが、徳永暁人さんの『Falling of the rain(仮)』がEOSのCMに選ばれてからもミラクルが発生して、曲をいたく気に入った幸子さんサイドが独占使用契約してるキヤノンに掛け合って改めて作り直したのがZARDの『永遠』です。よく聴くと歌詞違うんですよ。サビの『もう何も怖くない的な〜♪』という部分が仮歌のまま幸子語の『アウィガッチュ〜ラ〜♪』になってるという。
平沢進先生がバイトで作った長州力の入場テーマ『パワーホール』の権利を売ってしまって、もう権利を諦めてることからも、一度売った曲を取り戻すのがどれくらい難しいかはわかりますね。
過去の仕事は未来の自分を助ける。
格差社会をなげくより今できることを考えよう。
晩年のZARDと幸子さんも、色々病んだり精神的に潰れたりしながら無理して頑張らない方向性を模索していたので、徳永暁人氏の新曲にZARDの幻の世界線を見てしまいます。
