間違いだらけの俗説適者生存と弱肉強食 | Ноль минус пять минут

間違いだらけの俗説適者生存と弱肉強食

適者生存とか弱肉強食って勘違いされすぎですね。


新自由主義かぶれが言う「弱肉強食」の「強者」は「勝ち組=食物連鎖の上の方」という意味で使ってるようですが、現代の勝ち組なんてのは資本主義社会のバグであって、能力が高いから収入が高いというわけではなくて、単に私有財産が保護されて国家権力に守られているから貯蓄や投資が成り立つだけであって、本当に強者総取りの実力社会であれば武装した拳王親衛隊に強奪されてしまいますのでそんなものは成り立ちませんからね。

すでに富裕層が砦の中に住んでるゲーテッドコミュニティとかありますけど、実力で財産守るのコストかかりますよ。


だいたい生態系で言う弱肉強食は、捕食者と非捕食者の関係で、捕食者が非捕食者を食べ尽くしてしまえば捕食者も滅びますし、逆に捕食者がいなくなれば非捕食者は増えすぎて餌を食べ尽して滅びます。

弱肉強食とは言いつつ一方的な搾取関係ではなく、お互いの頭数を調整してもらってる関係です。

食物連鎖っていうのは微妙なバランスの上に成り立っているので、エイペックス・プレデターほど環境の変化に弱くて滅びやすいんですよ。

資本主義社会の中で例え話として弱肉強食を言うなら、消費経済の中層と下層を滅ぼさないようにしないといけません。


自然淘汰だとか適者生存というのもですね、新自由主義者の妄想のように現状の勝ち組が生き残るというものではなくて、たくさんある種類の中から環境の変化にたまたま適した個体群が残っていくというだけのことであって、現環境の勝ち組、強者というのは環境に過適応ってことですから環境が変われば真っ先に滅びます。

だいたい強者が生き残る世界観ならティラノザウルスは滅んでねえから。

だから生物種の多様性って大事ねってことになるわけですよ。


まあ大絶滅も大きな目で見れば悪くないかもしれないですよ。

恐竜が絶滅しなければ人類も発生してないでしょうしね。