塩野干支郎次『ブロッケンブラッドⅣ』第1話 | Ноль минус пять минут

塩野干支郎次『ブロッケンブラッドⅣ』第1話

  Hey!リキの表紙をめくると、そこは春だった。

ゼロ・マイナス5分-塩野干支郎次『ブロッケンブラッドⅣ』


 春が来たァアアア――ッ!!

 少年画報社公式サイトで、予告タイトルが『ブロッケンブラッド場M』となっていたので、量子化とか流行ってるしヒッグス場とかゲージ場的なブロッケンブラッド場という素敵時空が発生するのかと思いきや、どうやら文字化けだった様子。

『美少女(!?)ユニットに問題勃発!?』 問題ってどれ? 出発点からして問題だらけだから、もう何が問題なのかわからない。このごろ芸能界には問題を外科的手段で解決された方々がいるので、カッシュマッシュの三人が心配だ。


 Ⅳから天空シリーズと言うコトで(決め付け)今回はノイシュヴァンシュタイン桜子ことクリスチーネ幸田こと守流津健一くんの戸籍と婚姻問題が急浮上♥

ゼロ・マイナス5分

ゼロ・マイナス5分
今はやろうとすれば出来るのが恐ろしい。

フロイト大先生によれば、魔女とは女性の潜在的ファルス(おにんにん)願望の表れで、魔女のホウキはおにんにんの象徴であり、おにんにんにまたがる=男性を支配することでおにんにんを持たないことによる欠落感を埋めあわせるのだという。閑話休題。


『大人気アイドルユニット”カッシュマッシュ”。そのメンバー全員が女装男子であることをメンバーのうち二人は知らない』というのが実にいい塩梅に危ういバランスを取っているな。

 カッシュマッシュの翔子メンバーこと羽生源太郎さん(さん付け)の実年齢は24歳でいいのだろうか。10年前の15歳の時に礼奈さんに捨てられて、健一くんは15歳から16歳になっているわけだから、どう考えても25、6歳だろう。また設定年齢? 外科的なのとは違う意味で元・少年だよ。源太郎さんにはキング・カズや工藤投手のように現役にこだわり肉体的限界に挑戦していただきたい。


 今回の敵は、一話以来すでにレギュラー敵キャラと化している、いつもの血族の変な人。やられるたびに破損箇所のパッチワークが増えている。

 世間はおっさんと美少年の結婚を認めてくれない。故に日本中の美少年を南海の孤島に集め、王道楽土を建設し結婚式をあげる。まさに天空の花嫁計画♥

『ブロッケンの血族』って、妄想を実行に移してしまう誇大妄想が遺伝してるだけなんじゃないか。

 というか世間よりまず本人の意思を尊重しろ。無理やりなのがいいのはわかるけど。

 

 としおくんと源太郎さん、そして健一くんのスバラシイウエディングドレス姿は是非本誌でご確認いただきたく。それぞれB5半分、健一くんに至っては1pぶち抜きのタチキリという暴走っぷり。

 単行本だとサイズ小さくなるから、本誌を買ったほうがいいよ!

 

 ついに事件の解決さえしなくなった変身魔女っ子ヒーロー、健一くんの明日はどっちだ!?


 この話とは全然関係ないけど、美輪さんは昔「魔性の美少年」とかいわれてたんだぜ……。いまは魔肖ネロだけど。

 原爆でも死ななかったらしいとの天魔界のウワサ。


(塩野干支郎次『ブロッケンブラッドⅣ』少年画報社刊「ヤングキング」2009.4号)