『ムラマサ』第4話・ルックルックこんばんわ
敵の組織では、刀を折られた負け犬たちを集めて打倒ムラマサ会議をしていた。
「お腹がすいてないと使えない」妖刀荒岩って1話冒頭に出てきたやつか。あの時はこんな太ってなかったけど、見事にリバウンドしているな。
敵の患部と思しきデコメガネは、巨乳美少女のぞみが気に食わないという理由だけで動いていたようだ。
この組織、妖刀を集めて何するとか、必勝シロをどうするとか一切考えてないだろ。
全てはアメリカの陰謀と言うコトで。
今回の敵は「やる気がない状態でなければ使えない」呪いの妖刀岸部。「熱血の呪い」が掛かった妖刀修造の対極にある刀だ。妖刀沢尻とかじゃなくてよかった。
呪いの効果は「斬られるとやる気をなくす」。かすっただけで弁当や服がやる気をなくして形を失ってしまう。
これは恐ろしい。つまり分子間力さえ切裂くということで、深優さんのアンチマテリアライザーに匹敵する能力を持っていることになる。コレに狙われたら乙式高次物質化能力も根性ごと刈り取られてしまう。
人間を切るとやる気がなくなるということは、やる気がない人間を斬ると服や弁当と同じように形がなくなってしまうんだろうか。エヴァの終末のように恐ろしい。
こんな強力な終末兵器をこんな序盤で出してくるなんて、相変わらず明日を見ない作風だ。
妖刀岸部は使い手にやる気があると使えないため、自発的に行動を起こせないという欠陥を二人一組でペアを作りクリアー。やる気のない嫁を旦那が担いで斬る。嫁は刀を握る気力すらなくて包帯で縛り付けなければ保持できないほどの、ものすごいダメ人間っぷりだ。
のぞみとシロのようにカップルで相互補完するタイプも既に存在するらしい。
妖刀は呪いが強力なほど強い、つまり一人では生きて行けないほどダメなカップルほど強い。たしかにカップルのイチャつきには高い殺傷力が確認されている。
よりを戻すことを「元の鞘に戻る」とか言うしな。
敵幹部のデコメガネは必勝シロの素性に心当たりがあるようだ。
必勝といえば、『椿ナイトクラブ』必勝由美はたしかに鋼のようなキン肉で体中切り傷だらけだったケド。
(哲弘『ムラマサ』秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」2009.2+3号掲載)