新連載・哲弘『ムラマサ』第1話「のぞみとシロ」 | Ноль минус пять минут

新連載・哲弘『ムラマサ』第1話「のぞみとシロ」

『椿ナイトクラブ』で新境地を開拓しまくって大気圏を突破したままになっていた、哲弘先生が帰ってきた。

アオリに「週チャンの異端児」とか書かれているあたり、編集部的にもそういう認識なのだろうか。

哲弘『ムラマサ』


予告を読んだ時点では、ネタ的に某灼眼の人とか某ソウルイートな人と設定が被ってしまうんじゃないかと危惧したのだけど、全然そんなことはなかった。

相変わらずバカそうで安心いたしました(ホメ言葉)。

タイトルの意味は「村咲のぞみ×必勝シロ」で『ムラマサ』のようだ。必勝シロは『椿ナイトクラブ』必勝由美の親戚だろうか。羅進中学の所在地によっては『ヤニーズ』から続く入曽サーガの系譜に入りそうだ。背景やモブキャラからも目が離せない。



とりあえず『ムラマサ』世界の初期設定

・妖刀には特定の条件で威力を発揮する呪いが掛かっている

・妖刀は妖刀使いを引き寄せる

・妖刀に対抗できるのは妖刀だけ

・村咲のぞみは「エロスじゃないと使えない呪い」の掛かった妖刀使い

・必勝シロはとてもエロス

・シロは触れない呪いが掛かっているため女子とつきあえない

・なぜかのぞみは触っても平気

・シロは呪われているために妖刀の攻撃に対して無敵


ブラジャーおっぱいガードから始まる恋もあります。バトルも。

シロは明らかに金髪なのに、先生似見咎められるのは持っていたブラジャーで、盗んだんじゃなければ「そういう趣味はほどほどに」で容認されてしまうのか。変ったな。時代が。

戦いに巻き込まれて死んでしまい命を共有することになるとか、強制力を用いずにエロスと消去法で二人一組になってしまうという、安全な舞台作りが上手い。

妖刀使いを養成しているのはどうみてもハートマン軍曹なのだけど、敵の存在や目的含めて、今後いろいろとアレな妖刀使いがたくさん出てからが本番だろう。三輪さんを超えるレギュラーキャラや、女装してないと使えない妖刀などに期待。

そもそもそんなアブない刀誰が作ってるんだというのが最大の謎だ。

のぞみの「エロスじゃないと使えない呪い」が掛かった濡れる妖刀”我鳴”を作ったのは元ソフトオンデマンド社長の高橋がなり氏だろうか。

また毎週送られてくる犯行声明を解読するような日々が始まるヨ~。


(哲弘『ムラマサ』秋田書店刊「週刊少年シャンピオン」2008.51号掲載)