先週のチャンピオン(2008.42号)
範馬刃牙
真マッハの連撃を受けてなお悠然と立ち上がるピクル。
打撃を当てた者が跪き、被弾した者が悠然と見下ろす。
「当たり前のことが当たり前に起こっている。ただそれだけ……」残念なことにバキさんと見解が一致した。
ちゃっかり解説者として定着したペイン博士曰く、克巳の攻撃が効かないのはピクルとの間に立ちふさがる圧倒的な体格差のため。ケタ違いに巨大な生物の跋扈していた恐竜時代からやってきたピクルに100キロ余の克巳の打撃が効くハズがない。
最近バキさんが体格ではるかに勝るオリバを正面から張り倒してきたばかりで、バキ世界的には今更それをいいますか的な感じがするが、ペイン博士の説明ももっともだ。カラテでは試合の判定がもつれた場合、体重判定で対手より10キロ以上軽い者を勝ちとする。リアル格闘技では、10センチの上背、10キロの体重という体格差を覆すのはそれだけ大変と言うコトだ。
ペイン博士の指摘は克巳とピクルを比したものだが、克巳は独歩をして「空手家の理想体型」と言わしめたほどで、体格的には恵まれているほうだ。体格ではバキさんのほうがさらに条件が悪い。勇次郎と同じ領域に立ったとしても体格差で負けてしまうと言われているのと同意だ。かといって親子喧嘩のためにジャックのようにドーピングや手術をするのは青少年にはお勧めしがたい。女装のために投薬や手術をするが如き所業だ。
満身創痍の克巳に対して烈を屠ったスーパー頭突きの体勢に入るピクル。球場に克巳の負けムードが漂ってきた。だが克巳にはまだ球場を見回す余裕と勝算があったッッ!!
「なんて面だい……オマエら…」特に末堂はひどい。
ゆる~く立ち上がる克巳。
克巳が郭海皇も予想しなかった領域に踏み込んだ。触れても居ないのに眼鏡が砕け散ったのは、危険にたどり着くことが出来ない達人センサーだろうか。
全身ゆるゆるなところからして、傷ついたことにより逆にいい塩梅に力が抜け、いわゆる「ゆる」積極的脱力に開眼したのではなかろうか。ゆるキャラになったのかもしれない。マッハくんの誕生である。
そしてピクルのスーパー頭突きに、ゆるキャラとなった克巳のオレマッハが炸裂するッ!!
なんだかそのまま克巳が光の中に消え去りそうな感じだ。
弱虫ペダル
ついに今泉に追いつく坂道。初期装備のママチャリやジャージが、今泉に対するハンディキャップとしてしか機能していないのが末恐ろしい。「何をした小野田」と焦る今泉がキン肉マンにパンツを詰まらされたベンキマンのようで、既に小物感すら漂ってきた。
もう30回転あげたというのが、90から120に上げたことを行っているのか、120から150に上げたという意味なのかよくわからないが、回転数を超人強度やスカウターの戦闘力のように使うというのはわかりやすい。そのうちペダルが坂道の回転数に追いつかずにマグネットコーティングしそうだ。
素人が初乗りでいきなりこんなレベルに達してしまっていいのかという気がするけど、乱暴に世代で分けるとある程度積み上げて人生定まってきた20代以降は現状を肯定してくれる物語を欲し、まだこれからの10代はそういった積み上げをぶち壊して一気に追い抜く物語を求めるものなので、少年誌の本来的な読者層を考えるとこの路線が正しい。
聖闘士星矢TLC
デジェルとカルディア様がブルーグラードに到着。黄金だけに足が速い。大方の予想通りブルーグラードは壊滅寸前らしい。とりあえず気象のせいではなさそうだ。
馬に乗っているばかりか、犬をたくさん引き連れて黄金聖闘士二人に気配を悟らせないユニティは只者ではない。
統治者の名前がガルシアとイタリア人っぽいのは、もともとアテナが派遣した聖闘士の末裔のはずだからむしろ自然だ。現代のブルーグラードの生き残りであるピョートルやアレクサー、ナターシャは東シベリアあたりに移住してロシア化したのだろうか。パキスタンの秘境チトラルには、アレキサンダー大王の軍団の末裔が暮らす集落があり、外部との交流をたって独自の文化を守っているそうだ。
ユニティはポセイドンの封印を解除することに反対するかと思いきや、割とあっさりと封印を解除してしまった。
アテナは人の姿をとって降臨してくる化身なのだけど、ハーデスとポセイドンは人間の身体を乗っ取る憑依系なので、魂だけでも油断は出来ない。
今週の芸コマ
オリジナル版。解説はサガに殺される前のシオン。
女神の聖闘士を目指すなら一瞬で判読したい。
ギャンブル・フィッシュ
突いたのは目ではなくて鼓膜。さらに目をついたフリを見破られることを含めてブラフ。人は自分で「見破った」と思ったことを疑わないもの。たしかに命令が聞こえなければよいというのは納得だ。ギアスも聾唖者には効かないのだろうか。
海戦士ソレントのデッドエンドシンフォニーは鼓膜を破っても脳に直接響いてくるから通用しないので気をつけたい。
そしてアビダニ先生のご意向により延長戦突入。耳鼻科に行く暇もない。
鎖で繋がれたままの天狗のことも思い出してあげてくださいね。
悪徒
女を殴れないヨーコちゃんに代わりまして針塚くん。マゾが多い女装少年には珍しいサディスト属性なので、女でも容赦なし。
「覚悟」と書いて「じょそう」と読む。なんだか『覚悟のススメ』が『女装のススメ』みたいな感じがしてきてしまうじゃないか。散サマは女装どころでは済まなくなったケド。