今週のチャンピオン(2008.41号) | Ноль минус пять минут

今週のチャンピオン(2008.41号)

聖闘士星矢TLC
 噴火を止めるために火山の火口にダイブするテンマ。噴火を止めるには……カノン島と一体化すりゃあいいんだ! こんな結論を『アストロ球団』以外でリアルタイムに目にすることが出来るなんて正直抱かれたいと思った。ちなみに修行で火山にダイブしたのもアストロの球七です。フェニックス一輝は氷河にやられた凍傷の治療でカノン島の噴煙に篭もっていたけど、常人だと火山性ガスで死ぬので不死身の人以外にはオススメできない。
 先代蠍座のカルディア様のサディスト具合にも濡れた。責められてヒイヒイ言っている冥闘士は、あれで美少年だったらちょっと少年誌に載せられない領域に突入するところだった。フケ顔に描かれてるけど、きっと設定年齢16歳とかなんだぜ……。
水瓶座のデジェルと蠍座のカルディア様の絡みはミロとカミュの親友設定のしがらみを想起させる。ブルーグラードで氷河の前世かご先祖が出てくるんだろうか。キグナスの聖衣は氷河が掘り返すまでロシアの永久氷壁の中で眠っているハズなので、聖闘士としては無理そうだけど、そもそもなんで氷付けなんだというのも謎だし、そこを突っ込んでくれるのも期待だ。
 カノン島の鬼は、アスミタの霊の「銀河の星々も砕く」発言からしてどうやら双子座の資格者らしい。双子座のサガの弟がカノンだしな。カノンは次聖戦でポセイドンを復活させてみたり、蠍座に拷問されたり、今回のイベント一人でこなしている方だ。
 過去と未来が微妙にしがらんでいる。


範馬刃牙
 全身マッハの克巳がピクルを圧倒。「原始の力もマッハの前では分が悪い」名言も出たッ!!
 しかし全国5万5千の克巳信者の危惧通り、克巳は全ての技で自傷していたッッ!!
 ペイン博士の解説に拠れば、克巳はピクルに対する打撃の反作用ではなく、音の壁すなわち自らが発する衝撃波によって傷ついたようだ。自分の毒に当たって死ぬフグがいるか? 居たぁッッ!
 しかし博士の言うとおり克巳自身の発する衝撃波によるものであるなら、空気は常にあるのだから空突きでも負傷していたハズだ。花山戦ではデモンストレーションも含めて連発している。劇中で無事だったと言うコトは、その時は衝撃波を受けなかったと言うコトだが、今回は何故負傷したのか。
 第一には、音速は絶対的な尺度ではないと言うコトがある。早朝で気温が低く、空気式ドーム球場は外気より気圧が高い。克巳の拳速が一定でも、気温が低く気圧が高ければ音速は少し遅くなり、その分音速の壁が近づいてしまう。つまり興行上の理由で会場を変えた光成のせいだ。
 第二に、前出『マンガ必殺技』の献本を受けた板垣先生が、音速拳の解説を見て思いついてしまった可能性もある。
 何故こうなるかといえば、シャツをズボンに入れてしまう優等生の悲しさか、克巳というキャラの理論と実践が「こうなればこうなるよネ♥」という論理的思考の範囲に収まっているからだ。克巳はイメージの力を手にしたが、克巳自体に何か奇跡を起しそうなイメージがわかない。
 旧マッハ突きにしても、速球派投手の球速が時速150キロ前後なら全身の8箇所で加速するからその8倍の150×8=1200キロで音速という算数的な説得力だったり、30分でオーバーヒートして体から煙が出てきそうなところがある。
 克巳が初めて手にした、読者を幻惑する「問答無用でスゴそうなイメージ」は自らを傷つける空気であったというのが皮肉だ。
 例として戦闘機を持ち出したために板垣マジックに掛かりそうになるが、動力源は妄想であるし、基本的に克巳の生み出す運動エネルギーの一部が衝撃波となって失われた分であり、衝撃波の破壊力が打撃の威力を超えることはない。鞭と克巳と戦闘機とではまた違うのだ。音速の衝撃波で一律に戦闘機を想像すると、文字通り「ソニックブーム」「音の壁」という言葉の持つ音の響きによるイメージでリアルシャドー的に余計傷ついてしてしまう可能性があるので注意されたい。
 克巳はピクルから二度のダウンを奪うも、両手と左足を破壊され、ピクルは既にダメージから回復しつつあるという絶望的状況。そしてピクルは四足状態からスーパー頭突きの体勢に入っているッッ!!
 ここからどうすればいいのか。まずは内野手がマウンドの克巳に一声かけて間合いを取るべきだろう。
 まだ加速の源泉である右足と脊椎と頭は無事だ。手も足も出なくても空手家の武器はまだヒザもヒジもある。真空飛びヒザ蹴りって言うし。
 郭海皇の「成った」との発言は克巳が武の完全を成したという意味であれば、消力に開眼することもありそうだ。超高速で飛んでくるピクルをいなし、音速の壁に「そっと押してやる」のはどうだろう。
 しかしそれはバキ世界のルールでは負けに等しい逃げだ。グーにはグーで真っ向から打ち落とさないと「勝ち」にならないのだ。
 そもそも食うつもり満々のピクル相手に、克巳は何をしたら勝ちになるのだろうか。勝利条件が見えない。


弱虫ペダル
 一番以外興味なし、自転車があれば友達なんかいらない。今泉にはチャンピオンの風を感じる。友達などというのは無利子で金を借りに来る奴のことだ。連帯保証人の別名だ。悪の黒幕だ。
 勝負は出会い系ではない。自転車だったら一緒に走る仲間が出来るなどと甘いことを抜かす坂道には、一瞬たりとも負けてもらっては困る。勝利の女神は、全てを捧げ尽くした者だけにほんの一瞬微笑むのだ。まばたきしただけで逃してしまう。間違い電話などかけてこない。食玩じゃあるまいし、オマケとメインを履き違えている。フィギュアは坂道に、ラムネは今泉に。
 そしてここにコーラがあります。


クローバー
 お前ら揉めてるだけで話全然進んでないじゃないか。何か考える時はトモキに電話するんだ。
 こいつら武闘派ではあるけどあんまりヤンキーらしくなくて、どのへんが不良なのかと思っていたのだけど、今回のエピソードで頭が不良なんだろうと気がついた。
 ユイの目的が語られてもどうもソレも嘘臭い。『男らしく生きようぜ!』って男らしく生きることが女の子に良いように利用されるコトだったら切な過ぎるぞ。


ギャブルフィッシュ
 久々にエクストリームが来た。精神支配系の突破方法が自傷行為なのは忍者マンガからの王道だ。ペルセウス座のアルゴルのメドゥーサの楯もドラゴン紫龍が両目を潰してクリアしていたし。カノン島の鬼は楯をボリボリ食ってたけど。
 これまでの天狗にやられた被害者の怪我が半端でないだけに、実際に両目を突いていてくれないと盛り上がらない。目潰しても黒目を避ければ硝子体の成分は水だし、なんとかなるんじゃないか小宇宙で。※絶対真似しないで下さい。


釣り屋ナガレ
 ついにナガレの隠された左目が……ってなんかズルい感じがしてしまうじゃないか。目に何か仕込まれているとしても、リアリティのある人体改造的な能力ではなく、バキ世界的に左目は毎日海面だけを見ていたらそのうち偏光レンズのようになったとか、毎日魚食ってるからDHAで視力が良くなっちまったんだ的な人のアクションを引き出す嘘のがよいな。釣り屋ナガレ魚肉ソーセージも発売できるし。お魚カード付きだ。モリモリ食べてナガレになろう。住所不定、実質無職だけどな。
 女の子だとイカ娘みたいにどんな能力があっても問答無用なのに、男だとなぜか重い代償が必要になるので、理由が痛々しくなりそうだし。