『アイホシモドキ』第28話・アクション! 嫌われても参上
一足早く暑中見舞いのトビラ絵が良かった反面、夏までもたないのかと不安になります。
次は元木くんのスク水でひとつ。
相星さんが赤ずきんに執着していたのは、自由を奪われたものに対するアンチェイン的な同情だった。
単に自己投影してるだけな気もするけど、相星さんが道場を潰したとかじゃなくてよかったよ。
ドアを隔てて元木くんに本音を吐露する相星さんと、携帯電話で友成に呼び出される栗原さんが対照的だ。
栗原さんが用具置き場にいるのは、用のあるとき以外は忘れられている道具のようでもある。
元木学の策で制服を交換して油断させ、ずきんを奪う相星さん。素性を隠さなければいけない栗原さんは赤ずきんがなければ人前で戦うことが出来ない。戦いたくなくても取り返すために戦わざるを得なくなる。
これはバンダナデスマッチ!?
相星さんは、馴れ合いの友情を否定したり、元木くんの体操着を奪って棒倒しに出場したり、やることがキン肉マンのアタル兄さんのようだな。
(注……加茂川)
クビがかかって急いでる栗原さんは赤ずきんを奪い返そうとしてくるワケで、ちょっとフェアではない気がするけど、試合じゃなくて喧嘩だからアリか。
そして友成を助けるのは相星さんじゃなくてあくまで女装の元木学だ。
女装するとかえって男らしくしなければならなくなるというのがこの漫画の2ポイント目。
女装の元木くんは男らしい。
喧嘩の場数、相手の格でいえば元木学がここいらで一番修羅場をくぐっているので、そこいらの不良程度はなんてことはなくなってしまっているようだ。どれだけ痛めつけられようが屈服しなければ負けではない。
本当に怖いのは痛みじゃないんだぜ。
……これで友成が女の子になればいじめられないとか学んじゃったら嫌だな。
そしてやっぱり二年のままなんだなあ。単行本では卒業式の回を抜けばまだツジツマは合うか。
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