聖子さんからお節を戴いた年末から

年が明けスタッフから電話を受けた。

暫し会話をしたスタッフから

聖子さんが話したいみたいと言われた。


電話口に出た聖子さんが、

元日からの震災により

筆者を気遣ってくださったのは…

「共感疲労 にならないように」だった。


共感疲労 とは、米国の心理学者である

チャールズ・フィグレー氏が、

1995年に著書において定義を提唱した

自分以外の人々の苦難を共感することにより

自分のことのように心が痛み疲れてしまい

ストレスが起きてしまう現象のことである。



聖子さんは、筆者と事務所同期であり

筆者の気質を知っているから

単身看護だけでなく元日からの震災により

SNS等でニュースのデバイスに触れる回数が、

増えて震災の動画や画像を目にして辛さが、

蓄積されてしまった筆者が、共感疲労して

しまうのを心配してくださったのだ。


コロナ接種後に他界された沙也加ちゃんの

劇場楽屋での佳き逸話を

筆者が紙媒体に話したことから…

聖子さんと沙也加ちゃんの真実の母娘愛を

世に知らせられたこともあり

又、沙也加ちゃんの人を気遣うエピソードを

記事にできたことを聖子さんは、

喜んでくださりお手紙を頂いたことも

聖子さんに確認して記事化している。



一昨年、年末にお招きをうけた

聖子さん宅にて同窓会のように

いろんな会話をした時に

聖子さんは、沢山の生きるヒントを

筆者にくださっていた。

聖子さんは、昔から

人を嫌わず

人とのお付き合いは継続し

決して揶揄したりしない。

だからこそ その精神に反する方を

聖子さんは、好まれない。

例えば、ネガティブな記事を

発信されてもその発信元を憤慨しないのだ。

芸能界はマイナスに書かれてこそ

人は本当を理解してくれると

さすがにビッグな歌手なのである。


感性が豊かだったり

気遣いをしすぎたり

情報収集をしすぎたり

そういったタイプの人が、

共感疲労になりやすいから要注意と

聖子さんからご心配頂いたのである。

お気遣いに心から感謝した。


そう、先ほども

NHK 地上波では、

被災地での安否不明者の

お名前が画面に映し出されていて

ご家族やご親戚の方のお気持ちを考え

居たたまれなくなるも何もできず

心だけが締め付けられていた。


しかし復興のためには、

震災に遭遇していない人間が、

普段どおりに諸々 回していくことが

必須なのである。

その為には「共感疲労」に

なってはいけないのだ。