昨日、看護の合間に庭に出てみると 

ヨーロッパブドウが、実り始めていた。

7月1日は、父の命日だったのだが…


本日 7月2日は、青江三奈さんの御命日だ。




幾度となくブログに寄稿してきた

青江三奈さんとのご縁をくださったのが、

作曲家であり青江さんのデビュー直後からの

ご主人であられた 花 礼二氏だ。

「青江三奈の事を本にしてくれよ」と

筆者に言ってくださった花 礼二氏

コロナ禍の出版社の傷跡とケアラー事情から

足踏み状態の執筆の日々に落ち込みがち…


筆者の父が他界した後に

花氏のご自宅(熱海にあった静安荘)を尋ねると

「おしかったね〜お父さん、一日違えば

   三奈と同じ命日だったよね」と

花氏らしい元気づけるお声掛けを下さり

私は、肩の荷が下りたのを覚えている。

今から18年前のことだった。

フレキシブルな花氏は、

「ご飯食べに行こうよ」と毎回訪れていた

老舗レストランに誘ってくださった。

花氏と私と秘書(当時)の三人で食事を

済ませると…花氏が、笑顔で

「1人だと食べきれないからパフェ食べない?」

運ばれてきた大きなフルーツバフェには、

長いスプーンが、3本添えられていて

顔見知りのウェイトレスさんは、

「三人で仲良く食べてくださいね〜」

緩やかに時が流れていた老舗レストランで

青江三奈を世に出した花 礼二と

光栄にも同じフルーツバフェを頬張り…

花氏の「皆で食べると美味しね」

この言葉をお聞きした瞬間

至福だった筆者の頭の片隅に

「こんな時は二度とない、今が花氏との

 頂点なのかもしれない」と感じてしまった。

パフェに乗っていたヨーロッパブドウが、

記憶から消えないままなのだ。

2021年5月26日 花氏は、熱海から

青江三奈さんの待つ場所へ旅立たれた。

21年ぶりにお二人が、大好きだった

犬の話しをされたかもしれない。
 
有名税で事実ではない報道をされていた

花氏は、ヘビスモであられたが、

お酒は、飲めない方だった。

青江三奈さんは、それなりに

お酒を飲む方だったとお聞きしている。

今日は、青江三奈さんに 献杯。