新橋演舞場
「カルメン故郷に帰る」
カーテンコールの時に 藤原紀香さんが言った。
「カラー映画になりたての頃、高峰秀子さんが出られた映画です」
初の舞台化 これからまだ全国に30公演位行くらしい。
悪人が一人も登場しない、 心温まるお芝居でした。
舞台は和歌山県の紀の川
自然豊かな果物もよくとれる田舎は過疎化していく。
そこに久々にカルメン藤原紀香が帰省するが、ド派手な服装で、ダンサーをやっているということを父親は恥じている。
カルメンの紀香は終始明るく朗らかで前向き。
そのエネルギーと空気が舞台を引っ張っていく。
ショーを開くことになるが 、いかがわしいストリップと誤解され 、父親はますます怒って 出て行けと拒否する。
舞台最終で 仲間たちと見事なダンスショーを見せて、
恩師で憧れの音楽の先生のオルガンも買い戻し、目的達成!
父親も娘の真意を知って和解し合い、めでたしめでたし。
とくに深い感動を得た訳では無いが、
藤原紀香さんのスタイルの良さと美しさと、意外だった上手な歌には感動した。
梨園の妻としての情報ばかり入っていたから、俳優としての藤原紀香復活!
と思った。
盲目になった音楽の先生の戦争の傷跡、地方の再生、開発問題、文化の問題⋯
など、それとなしに問題提起も してるかな?
関東地方と同じつもりで服装を選んでからネットで気温を調べたら、北海道の北や東の方は19℃〜22とか書いてあって、防寒着いるじゃん!
服装を点検し直しだ!