読書会で御徒町へ
いつも早めに着くから、アメ横を歩いて買い物する。
「ここはどこの国?」と思うくらい外国の人が多くて
日本人はむしろ少ない。
2ヶ月に1度の読書会。
出席者7人。
メンバーの一人の料理屋の部屋を借りて続けている。
ほぼ小説ばかり読んている私には毎回難しい課題ばかりで苦労をするが、今回は特に難しかった。
木村草太の「差別のしくみ」
友達が図書館に予約したら20人待ちだったらしい。
こんな難しい本を20人も持っているんだと感心した。
前回「ガザとは何か」を読んで話し合い、その関連ということでこれに決まった。
ノートにまとめてきている人もいて、
常に先陣きって話題を提供してくれる。
人を差別してはならない…は当たり前のことだが、
時代とともにかなり捉え方は変わってくる。
自分の中にある、意識もしてなかった差別…それがみんなから色々出された。
私はクラスの子どもたちを当たり前のように男子には「君」女子には「さん」を付けて呼んできたが、今はすべて「さん」で呼ぶ。子ども同士もさんで統一。
それも差別なのか?に対して
「男はくん、女はさん、と区別するその事がもう差別なんだ」と言う。
自分の夫を「主人は」と絶対に言いたくないと強烈に言う友人がいる。
友達のつれあいを「ご主人」「旦那」と呼ぶのも女性は
一歩さがった下の身分を表してしまうから呼びたくないという人も結構いて、
私も「ご主人は」というのは
嫌で親しい人には夫の名前を聞いて、
それで呼んでいる。
夫婦同氏制
同性婚禁止解釈
全ての人に結婚の自由を
などの項目は興味深かったが、
言葉も論理も難しく頭でまとまらない。
いつかもう一度じっくり読んでみたい。