2024/01/31 志の輔落語inPARCO 志の輔最高! | つっちーの日々

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志の輔落語in渋谷パルコ
志の輔は、NHKのためしてガッテンで
司会をしていた落語家だ。

落語は大好きだ。
私の若い頃は テレビで落語を聞く機会がよくあった。
笑点は談志の時からのファンだ。

小三治を追っかけるようになり、
何時間も並んだ。
遠くまで聞きもに行った。
まくら三部作も読んだ。
そして毎月寄席にも通った。

小三治の次は 志の輔を追いかける
ようになった。

と言ってもチケットがなかなかとれなくて、最近は都民劇場の斡旋になっているから、そこで取ってもらうと
確実に手に入るからありがたい。


パルコでの志の輔落語は 
通しではもう半世紀近くになっているらしい。
パルコ1ヶ月公演になってからでも
15年だとか…

友達の分も手に入って3時からだから
余裕だ。

普通は落語会は三千円台が多いが
志の輔は7500円もする。
それでもすぐ完売だから人気のほどが伺える。





時間があったからパルコ近くの喫茶店で時間を潰した。

伊能忠敬 井戸の茶碗 
歓喜の歌 などが印象に残っているが今日のも最高に良かった。


「送別会」
「モモリン」
「しじみ売り」

前の2席は新作落語で、次々出てくる
古くて 今は無き物が懐かしくて
面白くてたまらなかった。

次の「モモリン」は地域振興の
ゆるキャラのモモリンの中に入って
抜けられなくなる市長と 役場の人達と
地主のドタバタで体力のいる落語だ。
笑いっぱなしだった。
この2席はお腹から笑えた。

客席が沸いたのは…本物の「くまモン」が登場したことだ。
志の輔とくまモンと客席が一体になって楽しい時間だった。
1ヶ月くまモンは出ていたらしい。


3席目はいつも古典落語だ。
これがまたうまいのだ!

語りだしは いつも息だけくらいの静けさで始まる。
余程集中しないと若者でない人には聞こえづらい。
そこで客を集中させる手だろうか?

淡々と静かに進んでいくその語り口調は
絶妙で完全に話の中に連れ込まれてしまうのだ。

しじみ売りと鼠小僧おじさんの心の交流は質の高い文学作品だ。

落語でこんなにしみじみ深く感動させる志の輔はいいなあ…