2023/11/08栗原小巻一人芝居「愛の讃歌ピアフ」 | つっちーの日々

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今日は三越劇場で
「愛の讃歌 ピアフ」
主演 栗原小巻


私のチケット。
見たら2列目のド真ん中!
最高!
都民劇場で選んだ演目で
こんなにいい席はこれまでなかった。

ピアフは大竹しのぶのを見た。演技がうまいと定評があるが私はうまいと思わない。歌もうまいと思わない。
なのに高評価だった。

今回は栗原小巻…78歳だそうだ。78歳で舞台に立つ!
歌う!なんてすごいことをやってのけるのだ!
草笛光子のほうがまだ歳が上だ。岸恵子もいた。
頑張ってるなあ…

若い頃は大好きでよく舞台をみた。
楽しみ楽しみ!

本当に久しぶりに日本橋の三越劇場に来た。
そう言えば売り場を通って入口に着いたんだった。

レトロな落ち着いたこじんまりした劇場だ。
2列目中央でオペラグラスは必要なし。

静かに栗原小巻がマイクの前に立つ。
(やはり年を取ったな)と
思ったが、この印象は変わった。どんどん若返っていき、最後には若い頃のまんまの栗原小巻がそこにいた。

一人芝居だった。
一人で2時間あまりのセリフを全部覚え、歌い踊る。

ピアフの波乱に富んだ苦難の人生を一人で一生分演じた。
晩年のピアスが自分のことを正しく知ってほしいと語り始めるのだ。

静かに、時に激しく嘆き、
時に絶望し、時に愛に満たされて幸せの絶頂に微笑み、一生をすべて演じ語る。

そこに本当のピアフがいるようだった。

大竹しのぶのピアフより
本物を知らないが
多分今日の栗原小巻のほうが実在に近い気がした。

栗原小巻さん 健在でした。綺麗でした。

カーテンコールでは飛び跳ねて何回もアンコールに応えて出入りを繰り返してくれた。

舞台は最後に花束で埋まる