あなたの“よかれ”が裏目に出ない方法。No.6321 | spiritual VOICE 365

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スピリチュアル・カウンセラー
八幡宇影のメッセージです。

あなたがよかれと思ってした
親切に対して、相手の人の反応が
悪いとガッカリしますよね。
 
つまりそれはあなたはよいと
思ったけれども、
その人にとってはよくなかった
という状況ですね。
 
さらにそのときのその人は、
あなたからの気持ちだけは
受け取ろうとする余裕もなく、
あなたへの遠慮もなかった
ということになりますね。
 
よくないうえに
余裕も遠慮もないために、
あなたの期待に反する反応が
返してきたということですね。
 
 
そして、その反応にショックを
受けたあなたは、
悲しくなったり腹が立ったりして、
「私はダメなんだ」、
「こんなことになるなら、
もう二度と関わらないぞ」
などと思うわけです。
 
…というような展開を
経験されたことはありませんか?
 
 
なぜこういう残念な展開になるか
というと、あなたと相手の人が
よいと思うことが違うからです。
 
なにしろ人間が違うのですから
思いや考えが違うのは当然ですが、
私たちはしばしばそのことを
忘れます。
 
そして自分を基準に相手の
心中を想像してしまいます。
 
自分が相手にしてあげるとよいと
思うことは、きっと相手もして
ほしいことだと勘違いするのです。
 
 
それでは
どうすればよいでしょうか?
 
これはシンプルに、
“相手に聞けばよい”のです。
 
いま相手が何を思って、
何を考えているかを聞いて、
「そう思っているんだね」、
「そう考えているんだね」
とうなずくのです。
 
共感や賛成をするわけではなく、
ただそのままの相手をまるごと
受け止めます。
 
それから相手に、
「どうしたいのか」、
「どうしてほしいのか」を
率直にたずねます。
 
 
そうやって、
いまの相手の思いや考え、
願いを知ったうえで、
相手にとってよいと
思えることをします。
 
そこには“あなたの基準で
よいと思うこと”を、
少しだけまぜてもよいでしょう。
 
するとほぼ間違いなく、
いまの相手にとって
助けや喜びになる、
「してほしいこと」を
してあげることができます。
 
ガッカリする反応が返ってくる
ことが激減します。
 
 
どうぞ自分の思いや考えは
いったん横に置いて、
いまのその人のことを
よく見て聞いてあげて、
知ってあげてください。
 
きっと適切な親切、ほどよい
サポートができると思います。
 
 
追伸:
以前一緒に仕事をしていた
Iさんは車を運転しているとき、
乱暴な運転をする人にムッと
したら、「あの人はきっと
お腹が痛いんですよ。
それなら仕方ないですね」と
私に言っていました。
 
学生時代お腹が弱くて、
通学途中の駅のトイレの位置を
すべてチェックしていたIさんは、
「お腹が痛い人」がすることは
たいてい許せるのだそうです。
 
Iさんの方法は、
あえて相手の考えをスルーして
自分の考えで決めつけることで、
相手を許してしまう方法ですね。
 
これもまた効果的な方法です。
 
あなたが昔すごく困ったことと、
いま目の前の相手が同じ事情を
抱えていると想像してみれば、
大目に見てあげることが
できるかもしれませんね。