ターンテイキングとアイコンタクト Part1 | 発達アプローチによる自閉症療育情報

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ボールの交換 | ターンテイキングとアイコンタクト★★
相互性を育てるエクスチェンジ・ゲーム
相互性にあふれた私たちの世界
Aさんがしゃべる-Bさんがしゃべる

AさんがBさんを見る-Bさんが微笑む

AさんがBさんにお金を渡す-BさんがAさんに商品を渡す


 私たちの世界の人間関係は、このような相互性(インタラクティブ性)に満ちています。

 もし、AさんがBさんに微笑みかけても、Bさんがチラリと見ただけで行ってしまえば、それだけで異常な事態-と言って大げさであれば、何かいつもとは違っています。Aさんは「Bさんは私のことが嫌いなのだろうか?」「気分が悪いのだろうか?」と気にするでしょう。それほど、相手のサインにリアクションすることは、空気のように当然と見なされています。

 自閉症児はこのような相互性を学び損ねてしまっています。そのために、自閉症児との遊びの中では「代わりばんこ」を繰り返す事が大切です。

エクスチェンジ・ゲーム-ものを交換する遊び
 このような相互性を築くのに役に立つのがエクスチェンジ・ゲームです。まさに、ものを交換する遊びです。最も代表的なものは、ボールでしょう。ボールにも様々な種類がありますので、エクスチェンジ・ゲームには色々なバリエーションがあります。