この日の宿泊地ギャンツェに到着した。標高3,900m、チベット第三の城砦都市である。白居寺(パルコル・チューデ)の門前町として600年の歴史があり、古い街並みと城砦が残っている。

 まず白居寺の観光をした。

 

 山の上には、この寺院を囲む城壁が見える。右の山の上の白い建物は祭日に巨大タンカをかけるためのもの。幅は30mほどあるという。

 タンカとは布に描かれた仏教絵画で仏、菩薩、守護聖人などが描かれる。

 

 白居寺はギャンツェ王によって15世紀に建立された。チベット仏教の三つの宗派(サキャ派、シャル派、ゲルク派)が共存しているお寺だ。

『ツクラカン(本殿)』

 文革の際に多くのチベット仏教寺院が破壊されたが、このお寺は奥地にあったため破壊から免れた。ただ内部の壁画や天井画は長年の蠟燭の煤で黒くてよく見えなかった。

 

『ギャンツェ・クンブム(仏塔)』

 巨大建築で8層あり5階まで登ることができる。77部屋があり、中に壁画や仏像が納められていて、仏像は10万以上あるといわれ、「10万仏塔」ともいわれている。名前のクンブムは10万という意味だという。右回りに順番に登って行くとチベット仏教の密教世界、曼荼羅世界を堪能できる仕組みになっている。

 

 登って行くとギャンツェ市街地や

 

 


 近くの山の上(写真右側)のギャンツェ城が見える。

 

 

『ギャンツェ・ゾン(江孜城)』

 かつてギャンツェはインドやネパールとの交易で繁栄を極めたが、1903年にイギリスがチベットに侵攻したとき、ここで壮絶な戦闘が行われた。白居寺の城壁もイギリス軍にたいするものだった。城はまだ修復中でなかには入れない。

 

 戦闘のレリーフを見るとイギリス軍はライフル銃、チベット軍は刀や弓で戦った。

 

 夕食はヤクの鍋だった。

 

 〆はうどん?野趣溢れる料理だった。

 

 

 ホテルの駐車場からもギャンツェ城がよく見えた。

 

 巨大タンカの映像