マドリッドへ戻り、グーグルマップを見ながら『国立考古学博物館』に到着したと思ったのだが・・・・・。

 

 立派な建物でまさに『国立考古学博物館』という威風堂々の雰囲気を醸し出している。エントランスを入ると西洋建築のこの種の建物の定型表現だが立派な階段がついている。

 

  なるほど考古学博物館にふさわしく古い写本がガラスケースに入っている。ラテン語?スペイン語?アラビア語?の写本である。

 

 2階に上がってみる。


 一部屋くらい見るところはあったが、他の部屋は事務室になっていて、事務員さんたちが働いている。スペインの考古学博物館はこういう感じか~。

 

 イメージが違ったなと思った。庭にアルタミラ洞窟が再現してあるはずなので係の人に場所と入口がどこか訊いてみた。

 そうしたら彼はニッコリ笑って、

「ここは『国立考古学博物館』ではありません。ここは『国立図書館』です。同じ建物ですが入口は反対側です」と言われた。グーグルマップは確かに間違ってはいなかったが、入口の場所まで細かく教えてくれないので、間違えてしまったのだ。

 大失敗である。ということで時間もおしているので、外に出てこの大きな建物の裏手に廻った。まだ博物館1か所、美術館2か所廻る予定だ。

 裏へ廻る途中の交差点の広場にはこんな面白い彫刻があった。写真の撮り方で顔が細くなっているのではない。スペインはいろいろなところに遊び心というか芸術作品というか不思議なオブジェが溢れていて面白い。ピカソやダリ、ミロを生んだ国だけのことはある。

 

『国立考古学博物館』

 たしかにこちらも『国立考古学博物館』という立派な人相をしている。

 

 ベラスケスの石像。

 

 こういう所でよく見かけるスフィンクス。何の意味があるのだろう。謎々でもかけているのだろうか。

「朝に4本足、昼に2本足、夕べに3本足の生き物はなぁ~に?答えられないと食べちゃうぞ」

 博物館は迷宮のようでとても面白いのだ。では入ってみよう。

 

 とは言いながら、ちょっとワインを飲み過ぎたのでここで中断します。

 TVで都知事選の特番でも見ようかな。きっとすぐに眠くなること間違いないのでちょうどいい。