アランフェへは列車とバスで行けるのだが、エル・エスコリアルと同様にバスの方が王宮近くまで行くようなのでバスで行った。
アランフェスは首都マドリッドから南に約60km、海抜約489mの高原にある。
王宮はまだ開いていないので、王宮に隣接する庭園の散策をする。『イスラ庭園』と『プリンシペス庭園』がある。
川はテージョ川。
『イスラ庭園』
『王宮』の横を通って行く。
庭はそれほど手入れされている感じはなく、花もほとんど見られなかった。
開館の時間が近づいてきたので、グーグルマップを見ながら来たときとは別ルートで王宮にアプローチする。
まだ時間があったので王宮の外観写真を撮ることにした。
柵があってこれ以上中まで入れない。
王宮に隣接する建物は、間違っていたらごめんなさいだが、昔は厩舎だったと思ったが、いまは財務庁税務局になっているようだ。
同じ建物だが別方向の回廊を撮った。とてつもなく大きな建物だ。
開館時間がきたので中に入ることにする。
『礼拝堂』
王宮内のプライベートな礼拝堂。
この後一旦正面広場に出て、正面のエントランスから再入場する。
15世紀には既にスペイン王室の土地として利用されていて、16世紀になるとスペイン帝国最盛期の王・フェリペ2世が宮殿の建築を命じ、代々の国王を経て、18世紀のカルロス3世時代に完成した。
外観はブルボン朝時代のものなのでエル・エスコリアル修道院に比べ随分明るいデザインとなっている。
先ほどの全景写真はこの柵の外から撮った。
内部の案内は次回にします。
ホアキン・ロドリーゴ作曲『アランフェス協奏曲』
作曲当時のスペイン内戦でアランフェス宮殿が被害を受けたことから、スペインとアランフエスの平和への想いを込めて作曲したと言われている。有名な第2楽章については、重病の妻や失った初めての子供に対する神への祈りが込められているらしい。