グエル邸からこれもガウディの設計なのだが、カサ・バトリョに向かった。
途中、ランブラス通りを少し歩いた。旧市街の目抜き通りで、街の中心カタルーニャ広場と港近くのコロンブスの塔を結んでいる。
『ランブラス通り』
新緑のプラタナスの並木が陽光を浴びて美しい。
地下鉄の出入り口付近は凄い人だかりだ。赤い看板のMのマークが地下鉄の印。
『カサ・バトリョ』
18:00の入館予定だ。15分刻みで入館時間が決まっている。今回いろいろなところに入場したが、ほとんどが1,000円台、2,000円台だったのに、ここは破格に入館料が高かった。日本円で5,500円もした。
以前紹介したグエル邸は、ガウディ34歳頃の作品で、こちらは18年後の52歳頃の作品だ。前者が直線が多くどこか古典的な雰囲気がしたが、こちらは曲線だらけというか、直線的なところはないと言ったほうがいい。
列の整理をしていたお姉さんからトークンを渡された。中に入ったらシャンパンと引き換えることができるらしい?
動物の背骨をイメージをした階段の手摺。
生き物の細胞のようなイメージの壁やドア。
ドアの欄間の意匠もこんな感じだ。
出たシャンパン~。右側のテーブルの上にずらりと並んでいる。
解説によるとなんでもガウディは設計にあたって、海をイメージしていたそうだ。しかも波とかではなく、海中のようだ。そうみてくると海底洞窟のようにも見える。
建物の外観模型。
内部の採光、換気のための吹き抜け。
外壁も曲線が多いから廊下もこんな具合になる。
屋上はグエル邸ほど面白くない。
右がカサ・バトリョ、隣がカサ・マトリェール(モデルニスモ第二世代の建築家カダファルクの設計)。
本当は翌日から合流するはずの友人から電話があり、晩御飯を一緒に食べることにした。カサ・バトリョを出る少し前に電話することにしていた。グエル邸のように全館が見られるわけではないので早く終わってしまった。予想外に早く電話が来たので、準備ができていなかったとみえて、彼が来るのにけっこう待たされた。外は意外と寒い。外観写真を撮ったり、食事をするレストランを探して暇を潰した。
スペインを代表する女優ペネロペ・クルスを見つけた。
『カサ・バトリョ』
正直カサ・バトリョは5,500円を出すほどではないかなと思う。見られるのは階段と吹き抜けと狭い屋上だけだ。現役で事務所か住宅かなにかに使っているのかもしれない。
隣の『カサ・マトリェール』。
お店はここにした。『Tapa Tapa』
バルでだす小皿料理タパスを普通のレストランで出してくれるお店だ。こういう店はたくさんあり、観光客、外国人向けかな?
友人はビールの中、私は大だ。
イベリコ豚の生ハムとイカリング。
肉は美味しい。
野菜炒め。不評であった。
スペイン語でもメニューに「TATAKI」と書かれていた。
店の雰囲気はなかなかいい感じだった。
海鮮のパエリア。これも比較的少量で出てくる。
今日はここまで。