コンデ美術館は1897年、国王ルイ・フィリップの息子であるオマール公アンリ・ドルレアンが死去し、シャンティイ城とコレクションの全体がフランス学士院に遺贈された。城は歴代コンデ公およびオマール公アンリ・ドルレアン自身によって18世紀から19世紀にかけて改装されたものだった。
オマール公の遺志により、所蔵作品の貸し出しは禁止されており、作品の展示室にも一切の変更が禁止されているため、コンデ美術館のコレクションは、シャンティイ城でしか見ることが出来ない。展示手法も1898年の美術館開館以来一切変わっていないという。
ビックリするような豪華な部屋が続く。
ラファエロの作品はいずれも美しいが、この美術館の作品は特別美しい。足を止めて見入っていますね。
ラファエロ「オルレアンの聖母」
ラファエロ「ロレートの聖母」
少し斜めなのは正面から撮ると画面が光ってしまうからだ。
フィリピーノ・リッピ「アハシュエロス王に選ばれるエステル」
右の壁にはアングルの作品が並んでいる。
上段左から「自画像」「海から上がるヴィーナス」、アングルのモナリザともいわれる「ドヴォーセ夫人の肖像」。その下には「ナポレオンの肖像」も見える。
誰の作品か分からないが特徴のある鼻から「フランソワ1世」の肖像とわかる。
ジェリコー「厩舎を出る馬」
フロメンティン「鷹狩り」
お城内部、コンデ美術館の話はおしまい。