マラケシュを出発してアイト・ベン・ハドゥへ向かう。次第に山岳地帯になってきた。
真白に冠雪した山が畑の向こうに見えた。
途中では山に張り付いたような村をいくつも見かけた。この辺りは先住民族ベルベル人が多く住むというので、彼らの集落と思われる。家は日干し煉瓦でできている。
麦わらを満載したトラックを時々見かけた。家畜の飼料だという。バスは路線バスで乗りたい場合は手を上げれば停まってくれるらしい。私たちのバスを見ても、時々荷物を足元に置いたバス待ちの客が路線バスと間違えて手を上げたりした。
モロッコの中央部を背骨のように走るアトラス山脈が間近に迫ってきた。大西洋・地中海側とサハラ砂漠を分離している。山脈の最高峰はツブカル山(標高4,167m)で富士山より高い。先週雪が降ったという。前週だか前々週だかの同じツアーでは雪と雨で大変だったという。晴れ男を自認する私の参加した今回のツアーは毎日晴れだった。
2月がアーモンドの季節で見られないと思っていたが、山間部で季節の移り変わりが遅いのか、アーモンドの花が見られた。
途中立ち寄ったドライブイン兼お土産店。アルガンオイルを販売していた。
アルガンオイルの製造の実演をやっていた。伝統的には、アルガンの木の付ける硬い種子を石で割り、ペースト状にすり潰してから搾油するという、非常に手間が掛かる工程を経て製造される。かつては家内制手工業で限定的に生産されてきたという。
まず種子の殻、皮を取る。
石臼の上部の穴から皮を剥いだ実をいれゴロゴロ上部の石を回すとすりつぶされた種子からドロドロの油を含んだ液体がでてくる。これを濾して透明な油となる。
日本語の解説があって、顔、傷跡、髪の毛、リューマチ、体、ネイルのケアに利用できるとある。料理のクスクスに入れたりもするらしい。
アルガンオイルには正直あまり興味がないので、ほどほどにして店の外に出ると山の斜面に黒光りする巨大な褶曲が見られた。
アトラス山脈はざっくりいうとゴンドワナ大陸(現在のアフリカ大陸・南アメリカ大陸など)とローレシア大陸(現在のヨーロッパ大陸・北アメリカ大陸など)の衝突により盛り上がってきた褶曲山脈なのだ。
手前にはアーモンドの花が咲いていた。
アーモンドの花は桜の花に驚くほどよく似ている。
岩の間を雪解け水の落ちる滝が幾筋も見られた。
アトラス山脈のティシュカ峠(標高2,260m)を越えて、サハラ砂漠側に下っていく。
途中、川で女性たちが洗濯をする風景が見られた。水はろ過してくれる日本の森のようなものがないせいか少して濁っている。
川に人だけが渡れる橋が架かっていた。
アイト・ベン・ハドゥのレストランに到着した。アイト・ベン・ハドゥってどこだ?あるいは何だ?ということもあるだろうが詳しくは次回に。映画好きな人にはなるほどということになるかも?























