ザルツブルクの駅前ロータリーには赤十字のでっかいテントがあった。難民の健康チェックをするためのものだと思われる。手前の暗緑色のテントは難民を一時収容?するテントにも見えた。仮設トイレもいくつか並んでいた。

 駅構内にも警察官が5、6人でチームになって警備にあたっていた。100人ほどの難民を前後で警官が挟んで何処かへ連れて行くのも見かけられた。


 ミラベル宮殿に向かう。駅から徒歩で15分ほどだ。ザルツブルクは以前あちこち歩いたので、ミラベル宮殿の場所はよく理解していた。

 やはり正面にホーエン・ザルツブルク城が見える。空はどんより曇っていてとても寒い。


 ミラベル宮殿横のチケットボックスに行く。インスブルックから朝も早くからやってきたのは、8時45分に出発する現地のパノラマツアーに参加するためで、このバスで行く。大きなバスだがほぼ満席だった。ツアー代金は53ユーロだった。




 目的の建物が山頂に見える。アドルフ・ヒトラーが愛人エヴァ・ブラウンに与えた別荘“Kehlsteinhaus(Eagle’s Nest 鷲の巣)”だ。


 途中から一般車両は入れなくて、専用の赤いバスに乗り換える。曇っていたがだんだん晴れ間がひろがり、眼下に雲海が見えてきた。外人(私もそうだが)さんが車窓から写真を一生懸命撮っている。














上の駐車場に到着した。


 ガイドのピーターさんの説明を聞く。ここはまだ終点ではない。


頂上に見えているヒトラーの別荘までまだだいぶある。歩いて上がる?


 いや、地下トンネルがあって、その先に別荘まで行く直通のエレベーターがある。現代感覚でもなかなか素晴らしいと思うが、当時は工事も大変だが、こういう仕掛けで作ろうというアイディアにも感心した。



 ピーターさんの説明によるとヒトラーは車に乗ったままこのトンネルに入り、エレベーターの前で降りたという。自動車は中で回転できないので運転手はこの長いトンネルをバックで戻ってきたそうだ。