『ポポロ広場』

 ローマ旧市街ではヴェネチア広場とともに最大の広場だという。


『ポポロ広場』

 ピンチョの丘から見下ろしたポポロ広場。中央のオベリスクは皇帝アウグストゥスが紀元前10年にエジプトから持ってきたものだ。高さは24mある。遠くヴァチカンのドームも見える。


『ボルゲーゼ公園』

 ピンチョの丘につづくローマ旧市街では一番大きな公園だ。ローマ市民の憩いの場になっていて、ボルゲーゼ美術館もここにある。美術館には写真はないがベルニーニの代表作『アポロンとダフネ』がある。木の葉の一枚一枚が、ダフネの体にアポロンの指が食い込んでいるところなどが彫られている超絶技巧の大理石像だ。


『サンタ・マリア・デラ・コンチェツィオーネ教会』
 この教会は骸骨寺とも呼ばていて、山積みされた髑髏や薪のように積まれた大腿骨などが見られる。一つ一つに肉体があり魂があったハズの人間もこうなればただの物体だ。もはや喜びも悲しみもなくただ虚しく存在する。


『バルベリーニ広場』

 ここにもベルニーニの作品「トリトーネの噴水」がある。1643年からずっと半人半神のトリトーネがホラ貝から噴水を吹き続けている。



『ローマ国立博物館』

 なぜか観光客もほとんどいないのでゆっくりと見られる。


『ルドビシのヴィーナス』

 海の泡から生まれるヴィーナスのレリーフ。意外と彫りが深く、写真では分からないが大理石の微粒子の一つ一つがキラキラと輝いていて、驚くほど美しいものだった。


『アウグストゥス』

 ローマの初代皇帝アウグストゥスの大理石像とツーショット。皇帝陛下と一緒にお写真を撮れるとは光栄です。

 アウグストゥスは、オクタビアヌスと言ったが後に「尊厳」という意味の称号をもらいアウグストゥスと呼ばれるようになった。ユリウス・カエサルの養子となり、カエサル暗殺後アクチウムの海戦でアントニウスとクレオパトラの連合軍を破り、ローマの共和制は終わりを告げローマ帝国の初代皇帝となった。

 ちなみに7月のJULYはユリウス・カエサルのJULIUSから「じゃあ、俺も」と言ったか知らないが、8月のAUGUSTはアウグストゥス(AUGUSTUS)からきたものだ。


『モーゼ』

 ミケランジェロのモーゼ。サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会内にあるが、教会の外観写真がないので彫刻だけを載せる。

 私の感覚からいうとイタリアはミケランジェロの世界だという気がする。


 今日もよく歩いたな。カルボナーラを食べてローマはこれでお仕舞い。


 彫刻というと絵画よりちょっと皆さんの興味が落ちるかもしれないが、『彫刻家』(飯田善國著)という本を読んで行くと彫刻の素晴らしさがわかる。


 実物の写真を自分でなぜ撮らなかったか分からないが、ページ右の写真がベルニーニの『アポロンとダフネ』だ。これなら何かの写真やテレビで見たことがあるという人もいるのではないかと思う。アポロンとダフネについてはオイディウスの『変身物語』を読むといいだろう。アポロンが逃げるダフネを捕まえようとするとダフネは月桂樹に変身する。アポロンは手に入らなかったことを悲しみ、恋したダフネそのものである月桂樹の冠を肌身離さずかぶることにした。オリンピックやマラソン大会などで月桂樹の冠をかぶるのはこの神話に由来する。