先週の金曜日出張で秋田へ行ったとき、空港から目的地の八竜へ向かう途中、レンタカーに乗りながらラジオを聞いていたら、スペインの貴族の富豪女性が25歳年下の男性と結婚するため、金目当ての結婚でないことを証明するため子供たちに生前贈与をして結婚したというニュースが流れてきた。そのニュースでは名前を言わなかったので、もしやアルバ公爵ではないかと思って、帰ってからインターネットで調べてみたら、予想が的中した。

 85歳のアルバ公爵夫人が25歳年下の公務員と結婚したというのだ。アルバ公爵夫人の資産は6億ユーロ(600億円)~35億ユーロ(3500億円)という。随分資産の査定が大雑把で上下に差があるところもスペイン的でいい。

 下の写真はゴヤの画集からのもので、左がアルバ公爵家所蔵の「白衣のアルバ女公爵」、右がニューヨークのヒスパニック・ソサイエティ所蔵の「黒衣のアルバ女公爵」。

 右の絵では公爵が地面を指さしているが、そこには愛人関係にあったゴヤが図々しくも勝手に書き加えたと思うが“Solo Goya”(ゴヤのみ)と描かれている。大変気性の激しい女性だったとも言われるが、闘牛、演劇、音楽など庶民的な趣味の庇護者で大衆に絶大な人気があったという。アンダルシアにある別荘にゴヤを連れて行ったこともあった。今回結婚式がアンダルシアの自邸で行われたそうだから、同じところかもしれない。

 画集に女公爵と書かれているのは、この人自身が公爵の爵位をもっていたためで、今回結婚した公爵夫人も46の爵位をもち、ギネスブックに「保有爵位数が世界最多」と認定されているという。

 毒殺説もあったが(現代において毒殺かどうか遺体が調べられたが毒は検出されなかった)アルバ女公爵は40歳の若さで亡くなった。彼女には子供がいなかったため、今のアルバ家は彼女の血を直接引いているわけではないようだ。

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