読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング/奥野宣之
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この本を読んで、「本の読み方を変えよう」と心底反省しました。
ブログタイトルにも、「1年で何冊読めるかな?」と僕自身が書いているとおり、「何をどう読み、自分の力にしていくのか」よりも、どれだけたくさんの本を読めるか、にウエイトがおかれすぎていたように思います。
僕は、カール・マルクスが「あなたの好きな格言は?」と娘のイェーニーが質問したのに答えて、「人間にかんすることで自分に無関係なものはない」という言葉が好きで、世界と自然に関する様々な知識を有限な環境のもとで、可能なかぎり無限に身につけたい、という欲求にかられて本をあさっていました。
つまり、僕にとっては、「たたかいのため」にこそ、知識を身につけるはずが、いつしか、数をこなすだけに自己目的化をしてしまいがいちになっていました。
だから、あらためて、自分の原点にたちかえって、本を読むことをとらえなおそうと思ったのです。
著者は、「情報は一冊のノートにまとめなさい」(Nanaブックス)で30万部のベストセラーをおくりだした、奥野宣之さん。自分にかかわるすべての情報をA6ノート一冊に集約することで、使える情報を管理することを可能にすることを、わかりやすく示した著者が、「多読・速読より、本をきちんと『財産』にする知的生産リーディング」のノウハウを余すところなく、解説した一冊が本書です。
その核心は、
自分が、どんな本を買って読み
本のどの部分に注目し
何を思ったのか
をノートに書きつけておく。そして、それを保存しあとで参照できるようにしておくだけです。(本書8ページ)
著者は、このように、本を読むことで、自分の体に落とし込んでいく方法、財産化をはかる読み方を、「インストールリーディング」と名付けました。
実は、僕は、著者の前作の「情報は一冊のノートにまとめなさい」を読んで、A6ノートを昨年12月から使い始めています。もう、20冊近くにもなっています。いまこのノートの索引をパソコン上に作成しているのですが、半分まで作業を終えて愕然としたのは、このノートに「読書ノート」という検察をかけると、3つしかヒットしなかったのです。
「思いつきメモ」という、自分なりのアイディアや企画などの項目も、2つぐらいしかヒットしませんでした。
いかに、自分が情報をうまく取り込み、活用できていないか、を体感させられました。
今年上半期は、読書ノートの項目が、気持ちよく検索でヒットするようにしたいです。
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