アナーキー著「痛みの作文」(ポプラ社) | 城陽発☆くまちゃんのダイエット&読書部屋

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何度も挑戦しては、成功→気を緩めリバウンドの繰り返し。思い切って、ダイエットをブログのタイトルにしちゃいました。おまけで読書部屋も(笑)面白そうな本があれば、コメントくださいね。当面200冊読破が目標!

痛みの作文/アナーキー

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同僚から、アナーキー著「痛みの作文」(ポプラ社)を薦められました。

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 ロックかロックでないか、を基準に人生を生き抜く父親のもと
 ヒップホップとは、ラッパーとは?を問い続けてきたアナーキーの自伝です。

 京都市伏見区の向島の市営団地出身。身近すぎます(笑)
 
 きれいなこともきたないことも
 生まれてきてみてきたこと感じたことを表現するのが
 音楽でありヒップホップである
 
 暴力でもなく
 暴走族のバイクでもなく
 ケンカでは一人ひとりを納得させられないくらいの人数でも
 ラップなら、舞台のうえから
 
 音楽を武器にして
 人々を黙らせる、うならせることができる。

 それがラップだ、と言い切る
 彼の人生は、まだ26年というのに説得力抜群です。

 それは、すべて彼自身が彼自身の心と体で痛みを刻みつけ
 そこからほとばしる言葉であり音楽であるから。

 彼の音楽を聴いていると
 胸の底がえぐられて
 何かが渦をまいて、熱くなります。

 超おすすめの一冊。
 めちゃめちゃ刺激をうけました。

 痛みをわがこととして体と心に刻んでいるか?
 逆にいえば、喜びを心と体に刻んで
 それを音楽に託しているか?
 
 考えさせられます。

 そして、政治に携わるものとしては
 さらにもう一歩考えさせられます。

 人々の痛みをわがこととして心と体に刻み
 政治を変えるために、体をはっているか?と


 僕なりランキング ★★★★☆

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