第2名神建設中止を!京都府へ申し入れ | 城陽発☆くまちゃんのダイエット&読書部屋

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 第2名神道路建設予定地の近隣住民らでつくる「ストップ・ザ・第2名神・城陽の会」(代表・土居靖範立命館大学教授)は6月21日、京都府庁を訪れ、山田啓二知事宛に要望書を提出、あらためて地元住民として、「環境破壊とムダの第2名神の建設に反対」する立場を表明し、建設の中止を申し入れました。また、京都府議会の酒井国生議長あてにも同趣旨の要望書を提出しました。
 なお要望書は、安田豊副代表(ほか3名)が提出し、前窪義由紀府会議員も同席しました。京都府は、道路計画室(第2名神担当)の橋本恵司参事らが応対しました。


この申し入れに、僕も同席させていただきました。


 京都府とのやりとりをきいての感想を書いておきます。


 ①京都府は「建設ありき」で民営化された高速道路会社の応援団
  今回の申し入れは、地元住民の反対の声を直接届けることが目的でした。しかし、京都府は、「第2名神は国家の骨格をなす事業」「高速道路は一本でつながってこそ意味がある」「八幡では、第2京阪が通ったおかげで工業団地への企業誘致がすすみ、土地不足さえ生じている」という説明を並べて、建設の必要性をくりかえしました。


 ②公害を被る地元住民の声を真剣にきく姿勢があるのか?
 「ストップ・ザ・第2名神の会」の三宅事務局長が、「騒音や大気汚染など公害はすべて地元住民に押しつけられる。絶対に認められない」と述べたのに対し、京都府は、「高速道路が通ることで、いまよりも環境への負荷がかかることはそのとおり。しかし、環境基準値内におさえるために、公害防止施設等、西日本高速道路株式会社に対策をとるよう、要望を強めていく」と述べるだけでした。
 “いまよりも環境が悪化することは、ガマンせよ”という姿勢です。
 僕は、「いまから約20年前、都市計画決定のさいに、環境アセスを実施しているが、すでに20年以上もたち、条件なども変化している。いまからもう一度やりなおすべきではないか?」と迫りましたが、「手続き上は必要ない」という冷たい態度でした。これには、参加者は一堂にあきれ顔と怒りの声をあげました。


 ③データも示さず、建設根拠がうすい第2名神

 僕が力説したのは、「交通需要が増加するという客観的根拠を示すデータを示してほしい」ということでした。
 しかし、京都府は「データはもちあわせていない。京都府としてそういう調査はしてない」というものでした。「2月の『国幹会議』ではそのようなデータが示されているかもしれない」というのです。データももたずに、「建設促進」の仕事をしているのですから、びっくりじゃありませんか!

 「データがないなら、『どうしても第2名神が必要だ』と住民に説明する理由はなんなんですか?」とさらに問いつめました。でてきた説明が、




 「現在の名神高速道路の草津JCTから瀬田東JCTの間は、高規格道路は一本しかない。もしこの区間で、事故や災害が発生した場合、代替道路がないことから混乱が生じる。だから第2名神が必要だ」というものでした。第2名神


 これが、第2名神建設の必要性の理由です。
 
 しかし、「道路は、名神しかない」という理屈がくせ者です。もともと、国道1号線のバイパスとして建設されたものです。災害時の物資の搬入などは、それこそあらゆる手段を使って、最優先でおこなうべきでしょう。「事故が起きた場合車が抜けられない」という理屈も、それは、どのポイントでも言えることで、第2名神ができて、城陽区域で事故がおきても、高速をおりて、一般道を使うしか方法はないので

す。事故が起きた場合は、高速道路を利用した人たちには気の毒ですが、その状況に応じた対応をしていただくほかはないのではないでしょうか?
 こんな理由を並べて、本当に城陽のみなさんが納得するとでも思っているのでしょうか?怒りがおさまりません!

 京都府は、「企業は京阪神から東海地域までスムーズな物流を希望している」という趣旨のこともいっていました。僕は、こっちのほうが本音ではないか、と思うのですがみなさんは、どう思われますか?

 今後は、住民団体のみなさんは、西日本高速道路株式会社にも要望書の提出に行く予定です。
 

もっともっと、住民の声を届けていきましょう!
 
 本来は、地元住民の反対の声もしっかり届けるべき行政が、京都府も城陽市もあげて「促進の旗」を降っている情けない状況であり、城陽選出の2人の府議もこぞって建設促進を主張している現状のもとで、もっと、目立ち、しかも道理のある「第2名神はいらない!」の訴えを強めていく必要があります。


がんばります!負けられません!