1.Такого рóда товары покупают только подростки.
(この種の商品を買うのはティーンエイジャーです)
2.Такого типа реакции часто встречаются
(この類の反応はよく見られます)
口が覚えるロシア語 より
単語の意味
Такого(このような:指示代名詞)
рóда(種類の:男性名詞生格)
товары(商品:複数名詞主格)
покупают(買う:動詞三人称複数現在)
только(だけ:副詞)
подростки(若者:複数名詞主格)
типа(類:男性名詞生格)
реакции(反応:女性名詞生格)
часто(しばしば:副詞)
встречаются(見られる:動詞三人称複数現在)
Такого рóда товарыもТакого типа реакцииも生格用法のひとつ「●●の▲▲」なんですが、よく見ると変なんですよね。
どこが変かわかりますですかね?
ロシア語は日本語と順番が逆
例えば「噂の真相」をロシア語の生格用法で表現すると、「真相、噂の」という順番になります。
今回の例文1で言えば、「商品、このような種類の」という順番になるはずです。
しかしながら、ロシア語を見ても「Такого рóда(このような種類の)товары(商品)」と、日本語と同じ順番になってます。
例文2も同様に「Такого типа(このような類の)реакции(反応)」と、日本語と同じ順番です。
こういう「なんなん?」ってやつは、いつもなら泥沼にはまっていくパターンなんですが、今日の僕はいつもとひと味違いますよ。
なんのこたない、例外パターン
ここではもうお馴染みの「口が覚えるシリーズ」は、文法書と言うよりは例文集です。
「文法のお勉強はよそで済ませて、例文にたくさんぶつかってロシア語感覚とか反応スピードを磨きたい人だけ来たらいいじゃん」というスタンスです。
なので文法の解説はほとんど無いです。
しかしながらさすがにそれでは素っ気なさすぎると著者の臼山さんが考えたのかどうかは尻ませんが、欄外にワンポイントアドヴァイスみたいなものがちょこちょこっと書いてあったりします。
今回はそれがヒット!
口が覚えるロシア語
生格の用法 より
例外的にТакого рóда、Такого типаなどの名詞句は修飾する名詞の直前に置く
大正義「これならわかるロシア語文法」でも探して見ましたが見つけられなかった例外ルールです。
なので今回は、口が覚えるロシア語に助けられましたね。
気になる点がひとつ
解説に「名詞句は」となっているところ。
「名詞句は全て前置」なのか、それとも今回のように「指示代名詞+名詞」に限る話なのか今の段階ではまだちとわからんです。
ただ、これからロシア語学習を進める中で、生格の名詞句が前置されている例文に遭遇した時に、改めて観察すればいいかなって思います。
単純な「形容詞+名詞」から成る名詞句生格が前置されてるのを見かけたら「あっ」てなればいいですし、「指示代名詞+名詞」の生格意外に前置されてるの見たこと無いな、ってなったら「あぁあああぁああ」ってなればいいだけの話ですから。
この問題については、どっ尻かまえて気長に例文を浴びてこうと思います。
そして気が向いたらこの記事に追記でもしとこうと思います。
なのでGoodボタンとチャンネル登録をよろしくお願いします。
あと、ちょっとしたことなんですが、「~のを表わす生格の用法」って文法的な呼び名をつけてほしいですね。
書く分にはいいですが、口頭だとナニナニノ、ヲ、アラワスセイカクヨウホウ!ナニナニノ、ヲ、アラワスセイカクヨウホウ!っていちいち言わなきゃならんの何かかったるいんです。
あんまり繰り返してると、今すごく仲良くしてもらってる女の子に、「きみオウムよりバカなんやね」って言われそうですし。
こういう要望って、どこかにFAX送ればいいんですかね。
ロシア語文法用語の日本語版考えてる人って、どこにいるんですかね。
人並みにソシャゲーとかやるんですかね。
あと、天皇陛下って、ソシャゲーやるんですかね。
世の中は知らないことだらけだわ。
そんなわけで以上、今のところ「指示代名詞+名詞」の生格は前置!でした。
文法と単語をやったら、次は「反射筋」だ!!
プーチンさんのアレでロシア界隈は大変なことになっておりますが。
山羊山は、ここで学んだロシア語を平和的かつ洗練された異文化交流のために活用できる日が来ることを切実にお祈りしていますよ。朝晩二回。