毎日暑いですね。

ちょっと歩いただけでも、熱に体力を奪われるというか

体がふにゃっとしちゃいそうです。。



昨日は午前中に東北を中心にまたちょっと大きい地震があったりして


福島の母はあの悪夢がよみがえる感じがして

しばらく精神的にまた少し参ってしまったと話していました。


今週は私もまた福島に帰って今できることをしてみるつもりです。


さて今日は先日観に出かけた舞台の話を。



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最近、私の中で

クラシックやオペラ、舞台鑑賞への興味が再び熱いんですよね。


今回は帝国劇場で舞台「風と共に去りぬ」を観てきました。
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ストーリーも衣装も全体のカラーも

ビビアンリー主演の映画に忠実な演出になっていて


映画でこの作品を知った私にとっては、

ストーリーは安心して入ってくる感じでしたが


でも


帝国の舞台ならではのものすごい迫力が

米倉さんや寺脇さんをはじめ、キャストの素晴らしさによってさらに際立ち


時間がたった今でもなお

胸にズンと響く感動が余韻となってます。

最愛の娘をも亡くし、レッド・バトラーにも別れを告げられて独りになったスカーレット・オハラの

最後のシーンでの有名なセリフに


「明日タラで、みんな明日タラで考えよう。」

「土地が私に勇気を授けてくれる。」



というのがあるのですが

このセリフに、映画を観た20代の頃には感じなかった

強いシンパシーを感じたんです。


”タラ”というのはスカーレットが生まれ育った土地で、

すべてはこの土地を守るために

南北戦争後の辛い時期をも強く生き抜き

高い税金を払っても土地を守るために身を粉にして働き

どんな時も常に彼女の心の中には”タラ”があった。

タラの土地を守るためなら何だってするわ!ってくらい美しくも強い女性。


というのがこのストーリーの中でも核になってきているように思うのですが


私も今回の震災を受けて福島の私の愛する土地に対する深い想いを再認識したところがあって

その土地を守るために何ができるだろうってずっと考えている今


スカーレットオハラが何故にそこまでしてタラを守らなければならなかったのか、

少しわかったような気がしました。


自分を作っているものはその大地からくるものそのものだったから。


私なりにそう感じています。



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ちなみに

さすが、帝国劇場の椅子は長時間座っていても疲れませんでした(笑)。
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