こにゃぎりん
娘が一歳一ヶ月。
産後一年と一ヶ月。
あたしゃ明日で32歳。
なかなか調子が悪い。
産後7−8ヶ月頃から疲れやすさを感じ始めて、
10ヶ月の頃にはなんやらやたらと調子が悪く、ずっと風邪状態だったりしていた。
やたらと肌も痒いし、排卵痛なるものの存在を知り苦しんだりもした。
ということで産婦人科に行ってみた。
「婦人科的に問題はない」という結果。
漢方飲んでみようか、との先生の提案で漢方を飲み始めることに。
漢方を処方してもらった薬局で「漢方飲むなら、一度あっこの病院に行ってみて。」と近くの漢方専門の病院をオススメされた。
そこは初診料も高くないし、良い先生の病院だから、とのこと。
(漢方の人気のところって初診料がめっちゃ高い。漢方ユーザーだったので身を持って知っている)
藁をもつかむ思いで(大袈裟かも)、その病院に行ってみた。
そこで先生にお腹を見せて言われた。
「なんて元気のないお腹」
ショウゲキ。
お腹見て、元気あるないが分かるんだ・・・。
(確かに今までの漢方の先生もお腹を時々見ていたなーと)
お腹がぺったんこの人は元気が無いらしい。
元気な人のお腹はふっくらしているんだそうだ。
ここで衝撃的で納得してしまったことを次々と言われた。
「あなたは元々虚弱体質。そういう人が産後元気になるハズがない。
あなたは元々、ガソリンは持っていても、エンジンがかからない、かかりにくい体質なのでガソリンを使う事が出来ない体の状態だった。
(エンジンがかからない、かかりにくい体質という言葉に衝撃)
妊娠出産産後と赤ちゃんに栄養をあげなくてはならないので、エンジンがかからない人のエンジンを無理矢理かけている状態になった。
しかし、産後10ヶ月になり、もう赤ちゃんにそこまで栄養をあげなくてもよくなってきた。
なので、元のエンジンがかからない身体に戻って行った。
だから元に戻ったのだけど、エンジンがかかっていた時期を経てきたのでエンジンがかかっている状態よりもかなり辛く感じるはず。
それに、赤ちゃんに栄養をあげちゃってスッカスカの状態なので本当に元気が無い状態になっている」
ということだった。
衝撃的にしっくりくる説明だった。
今まで通った事がある漢方の先生で、こういう風に分かりやすく説明してくれた人ってあまりいなかった。
「いろいろしんどいことってあると思うんだけど、まずエンジンがかかる身体にしないといけない。
急に元気が湧き出る事はない。少しずつやっていきましょう」
と一週間分の薬を出した。
ここは短い期間の薬しか出さないようだ。
一週間後に薬の相性を見て、症状が改善されているかをチェックして薬を変えるか、もう少しこの薬で行くかを見てくれる。
今までの漢方の先生は
「とにかく漢方は飲み続けないと意味ないし、長く飲まないと分からないからとりあえず一ヶ月飲んでみて、また来てね」
という感じだったので、これにも驚いている。
とにかく元気のないお腹を早く元気なお腹にしたい。
「元気がないってことは、とにかくいろんなところが不調になっていくからね」
「元気が出れば、少しずついろいろ良くなって行くから」
との信頼できそうなこの先生の言葉を信じて少しばかり漢方にお世話になることにする。
「暑い時期は普通に生きているだけでエネルギーを使う。なので正直、症状の改善は難しい」
と先生にも言われているが、どんどん辛くなって行くのもしんどいのでまあ少しずつ。
わたしのように産後一年経って、体調が悪いという人は私の同じ状態なのかもしれない。
産後一年、子供がどんどん腕白になっていくこの時期。
夏にバテバテー・・・ふにゃふにゃー・・・にならぬようにお気をつけて・・・。
ばいにゃぎりん