こにゃぎりん

 

下呂の夜は冷えた。

 

旅館の浴衣と羽織だけて出かけた。

 

 

足下は足湯に出かける人のために宿で用意があった下駄。

 

そんな格好を選んだ自分に今でも後悔してる。

 

寒い。

 

まあまあ、寒い。

 

「まあ、でも足湯入るしあったまるかも。」なんて考えて出かけた。

 

その考えはすぐに覆されたけど。

 

おばばに、寝ている娘さんと一緒にいてもらって(アリガタシ)

 

だんなっちとワクワクな夜の下呂の街に繰り出した。

 

駅近くの宿だったので、栄えている場所に向かう途中で駅前に二軒見つけていたお土産屋と噂で聞いた日本酒が飲めるお店に寄ろうと思っていたが、一軒のお土産屋と日本酒が飲めるお店は閉まっていた。

 

「下呂の夜は早そうだ。ご飯屋さん空いてるかしら。」

 

と開いていた方のお土産屋さんで、どでかい煎餅を買いながら考える。

 

飛騨川にかかるいでゆ大橋(下呂大橋とも言うらしい)を

 

「やっべえ、ゲロ寒い」

 

なんてくだらないギャグを考えながらだんなっちと御手て繋いで渡る。

 

渡った先には繁華街・・・

 

がある予定であったが、繁華街っていう程でも無く、

 

「どこが一番栄えている場所なんだろう」

 

と悩む。

 

一番明るいお店はコンビニ。

 

コンビニの前を通りかかる時に「Hey,girls!」と声をかけられる。

 

ガール`ズ`】ではありません。

 

明かりの具合では栄えている場所が不明だったのでコンビニで観光マップ的なものをもらう。

 

やはりここ辺りが一番栄えていそうな感じだった。

 

コンビニで缶チューハイを買ったので、それを飲みつつ足湯に浸かりつつ、夜ご飯をどこで食べるか考えることに。

 

さるぼぼ黄金の足湯をいうなんだかおめでたく可愛い名前の足湯が近くにあったので、そちらに行くことに。

 

さるぼぼ神社の境内にあり、さるぼぼ七福神的なこれまたありがたそうな像がドドンと置いてある足湯だった。

 

なんだか金運が上がりそうな・・・なんて考えながら、ご飯の場所を話した・・・と思う。

 

思う・・・というのは、隣りに大学生の男1人女2人のグループが座っていて、

 

その若さとエネルギーに気を取られて、だんなっちと何話したかなんて全く覚えてない。

 

そして「足湯つかっても寒いな・・・」なんて考えていたもんで。

 

途中でもう一つ足湯に寄ってたどり着いた【居酒屋 むとう】さん。

 

居酒屋といっても定食があって定食を食べました。

 

飛騨牛付きの朴葉味噌定食1800円。

 

お味噌の上で牛を焼きまして食します。

 

分かっちゃいたけど、朴葉味噌は味が濃い。

 

ご飯が進む進む。

 

ご飯食べても寒い。

 

私が究極の寒がりってのもありますが、やっぱり格好が間違っていた。

 

そんなことを考えながらゆるーい接客、ゆるーい雰囲気のむとうさんを後にしました。

 

噴泉地という野外温泉(水着着用)に入りたかったのですが、

 

だんなっちが水着を忘れ、他には男性しか入っておらず心が折れたので、本日3度目の足湯をした。

 

ご近所さんが毎日のように入りに来ているようだった。

 

月見酒をしていて、大変よろしい雰囲気でありました。

 

是非に次回は水着で月見酒。

 

次の下呂旅の目的ができた。

 

三度足湯をしてもやっぱり寒かったので、食べたかったしらさぎ物語サンドアイスはここですっぱり諦める。

 

湯本館に戻り、熱いお湯につかったけど寒気が取れず、「こりゃあ、風邪引いちゃうべ」と必死に体を温めた。

 

・・・がやっぱり風邪をひいて、今でも引きずっている。

 

二週間にもおよぶ風邪カンベン。

 

なので冒頭でも話しをしたが、あの時の格好を今でも後悔してる。

 

でも良い夜だった。

 

旅のブログはもう少し続く。

 

ばいにゃぎりん