みんなが、あまりにも永遠の0を観て、とっても良いと言っているので、

気になって観てきました。



まず、なっげーーーんです。

長いの知らなかったので、すっごく長く感じました。

多分半分も過ぎていないくらいで、もう終わるかな?なんて考えていました、ごめんなさい。
しっとけば良かった。

岡田くんが子供ちゃんに出会うシーンの表情が良かった。

新井浩文さんがどんどん離れて行く岡田くんに届くように、

止めるように「宮部ーーー!」と戦機の中で叫んでいる姿ががツーンときた。

やっぱり、三浦貴大さんが桐谷健太さんに観えた。

夏八木勲さん、染谷くんと鼻と輪郭のバランスが似てた!

濱田くんは、やっぱり良かったーー!!!

濱田さんって本当に魅力があります!

田中みん(漢字出てこない)さん、最近メゾンドヒミコ観たから、

どうしてもイメージが拭えず、不思議な気分に・・・

すっごい目の力とか存在感が良かったに、わたしの頭の中でヒミコがー!

。。。てのは細かい感想です。

全体的には、どうかな、泣ける映画ですよね。

二時間ドラマっぽいかんじを感じたかもしれないです。

結構説明台詞が多いのと演出とかカメラワークなのかなあ。

ここでアップ!?と急にアップがきてビックリしたり・・・

それは置いといて、すっごく泣きました!

すごく奇麗な話で、涙ホロリです。

しかし、これは戦争に対して独自の意見持っている人は受け入れれない部分もあるかなあ、とも感じました。

キレイすぎるからなあ、と。

わたしの中学校の時の社会の先生はその頃定年退職の年齢で、戦争をもろ経験している先生で、

先生は、よく戦争の話をしたり、戦争の映画をみせてもらったりしてました。

その内容は、本当に馬鹿なことに正直あまり覚えてません。

でも、先生の熱意だけは覚えています。

先生は教科書に憤り、映画中に居眠りした私に憤り、

その勢いとか熱はすごく覚えてる。

だからね、映画の中でね、戦争を語っている人たちの熱を感じれなかったんです。

夏八木勲さんからは熱いものを感じた気がするのですけど。

だから、きっと戦争を知っている人は、納得のいかない部分があるのではないのかな、と感じました。

この映画を観て、戦争はひどかったんだ、と思う人もいれば、


戦争はこんなキレイなもんじゃねえ!って思う人がいると思うんですけど、

まあ、だからきっと簡単なことじゃないんでしょう。

これを、日本の戦争ではなくて、どこかの地球以外の国で起こったフィクションのヒーローのお話ですって言われたら、すごく良いと思うのです。

戦争を描くって、どこを焦点にするかってゆうことって難しいんだろうなあ。

でも、きっとこの映画を観て、戦争を調べてみようとゆう人が出てきたら良いってことなのかな?

私的にはかなりツッコミポイントの多い映画でしたが、エンタメ性が高いですし、

たくさんの人が涙して、良い映画だって思って、戦争気になる!となったら、良いのかなあー

でも、最後の岡田くんの笑顔はよく分からない!

んーーー岡田くん、死にいくのですよ!?

アメリカの人を殺すのですよ!?

妻と子供がどうなるか分からないのですよ!?

もし、「これで死ねる、解放される」って感情だったら分かるんですけど(そうすると映画の趣旨が変わっちゃうんで違うと思うけど)

なんでーーーー!!!

こんなに格好良いものなのだろうか。

嫌だったでしょ?死にいくなんて。

狂ってなきゃ突っ込んでいけなかったでしょ?

とか、もがいてあがいてでも逃げれないんでしょ?

と、私は感じてしまいました。

難しいです。

そこで、永遠の僕たち(題名似てますね。原題はrestless)に出てきた加瀬亮さん演じるヒロシの手紙を思い出しました。

As I write this letter, the ocean breeze feels cool on my skin.
The very ocean is soon to be my grave.
They tell me I will die a hero, that the safety and honor of my country will be the reward for my sacrifice.
I pray they are right.
My only regret in life is never telling you how I feel.

I wish I were back home.
I wish I were holding your hand.
I wish I were telling you that I have loved you and only you since I was a boy.
But I am not.
I see now that death is easy.
It is love that is hard.
As my plane dives, I will not see the face of my enemies.
I will only, instead, see your eyes.
Like black rocks frozen in rain water.
They tell us that we must scream, “Banzai” as we plunge into our target.
I will instead whisper your name and in death, as in life, I will remain forever yours.

死ぬのが怖い人が愛する人を目に浮かべながら死んだってゆうのは、

とても心を打つなぁ、と。

そうやって、誤魔化していっても

誤魔化しきれなくてってくらいだと思っているんですけど。

岡田くんの書かれ方が、あまりにもヒーローだったので、

最後の笑顔の意味が私はわからなくなってしまったのかなぁ。

手紙にもあるように、

死というものは簡単で、愛というものこそ難しい。

愛する人のために死ぬ、とよく言いますが、

それだけ愛することが難しいよね。

貴重だから美しいよね。

でも、戦争の特攻は死ぬとゆう選択肢しか無かったですよね。


死ななくてもよい人が愛する人のために死を選ぶのとは、

少し違うですよね。

どっちが良いとか悪いじゃなく、

その違いは実は大きくて、

それが私たちに与える印象も違うよね。

わたしも、全然考えまとまりません。

愛を選ぶことが困難な時代に、

それを選択していた宮部さんは、

素敵な自分のプリンシプルを持っていたのは確かなんだなぁ。

死なずにプリンシプルを貫いてほしかったけれど、

それは難しかった時代だったんだよなぁ、と思ったのです。


んーまとまらない!

でも、風立ちぬ観ていたので、堀越さんの産物かあ・・・と違う楽しみも。

堀越さんのように、飛行機作りに命かけた人がいれば、

実際に戦場で命を本当に捧げた人がいて、

わたしの大好きな白洲次郎さんのように安全な鶴川に逃げながら、次の日本のために考えを巡らせ動いていた人がいる。


映画で夏八木さんがいっていましたが、

「生き残った私たちは、次に何をするかを考えなきゃいけない」

それなんだろうな。

それですね。

わたしたちには何が出来るでしょうか?

でも、何のために?

日本を戦争から守るために?

世界を戦争から守るために?

いったい何のために何をするの?

戦争では、たくさん人が悲しむね。

だから、戦争は悲しいことですよね。


でも、戦争は誰かのために戦争をしますよね。

だれかが嬉しくなるんですよね。

だれかが嬉しくなるために、悲しくなる人がいるってことですよね?

世界から争いを無くすことって、すっごく難しいと思いませんか?

みーんな一緒にならないと争うことって無くならないですよね。

みんなが一緒の考えになるか、皆が違いを認めるか。

誰かにとっての利益があるうちは争いごとになりそうですよね。

小さなものから戦争みたいな大きな物までありますけど。

みんな、いったいどうなって欲しいの?

この世から戦争が一つも無くなってほしいの?

それか、自分の国だけは戦争に関わりたくないの?

関わらないとゆうスタンスで戦争を無くしていきたいの?

いったいどうしたいの?

正直わたしも分かりません。

分からない間は、きっと何も変わらない。

最後の選択肢は、憲法九条に関わってくることになりますけど、

私たちが生まれたときからある憲法。

次郎さんが次の世代のために戦って産み出されたもの。

この次の世代はどこまで?

わたしは、日本はこうやって建てなおって行く、と包括的に時代を観つつ考えていた白洲の次郎さんが好きです。

そのように考える人は、いま何人いるのだろう?

わたしは、知識が無さすぎるし、権力も無さすぎるわ、

と逃げちゃうんですよ、セコい私は。

自分のことの癖に、目の前のことしか見れないわたし。


長くなった!

写真は、映画館で電源消そうとして何故か起動したカメラに写ったわたしのスヌードてす。



ばいにゃぎりん